ベンチマークテスト:CINEBENCH

テストセッションは、3Dレンダリングを実行してCPUの処理能力をみられる「CINEBENCH」系ベンチマークだ。ベンチマークは「CINEBENCH R15」「CINEBENCH R20」「CINEBENCH R23」を実行して、それぞれのスコアを確認していこう。

「エンターテイメント」と「パフォーマンス」モードでは、Power Limitの影響を確認できる。シングルコアのスコアはPower Limit値の高い「パフォーマンス」が高くなる訳ではないが、マルチコアのスコアは大きく伸び、「CINEBENCH R23」では7,000ポイントも差が出ている。スコアも25,618ポイントと、モバイルCPU最上位にふさわしい高スコアをマークしている。
ベンチマークテスト:3DMark Speed Way

続いては本命となるゲーミングパフォーマンスを「3DMark」を使ってみていこう。まずはレイトレーシングや可変レートシェーディング、メッシュシェーダーといった最新機能を活用するDirectX 12 Ultimate対応テストプリセット「Speed Way」のスコアを確認していこう。

CPUとGPUのパフォーマンスが向上している分、「パフォーマンス」モードのスコアとテスト中のフレームレートは、わずかに伸びている。ヘビー級テストプリセットとあって、GeForce RTX 4090 Laptop GPUでもフレームレートは、「パフォーマンス」モードでも57.15fpsとなっていた。
ベンチマークテスト:3DMark Time Spy

次は多くのゲームタイトルに採用されているDirectX 12対応テストプリセットの「Time Spy」のスコアを確認していこう。プリセットは解像度2,560×1,440ドット(WQHD)で実行される「Time Spy」と、3,840×2,160ドット(4K)の「Time Spy Extreme」を実行している。

GeForce RTX 4090 Laptop GPUは、GPUスペックが、WQHDゲーミングをメインターゲットとするデスクトップ向けGPUのGeForce RTX 4080と同じだけあって、テスト解像度がWQHDの「Time Spy」は、総合スコアは最高21,000ポイント、フレームレートもGPU負荷がより高いGraphics test 2でも100fps超えとなっていた。さらに4K解像度の「Time Spy Extreme」でも、最高10,000ポイントを記録し、フレームレートも50fps台後半から60fps台となっていた。ディスプレイ出力端子を活用して、4K液晶ディスプレイを接続すれば、4Kゲーミングも狙えるだろう。