
アイドル時のファン回転数は、120mmファン(ファン回転数1)が
800rpm前後、135mmファン(ファン回転数2)が
600rpm前後、ノイズレベルも
30dB未満に収まり、オープンフレームPCケースでもほとんどノイズは聞こえなかった。 そして高負荷時の結果を確認すると、いずれのテストでもファン回転数は120mmファンが
1,300rpm前後、135mmファンが
1,000rpm前後で、回転率は70%弱にとどまる。またノイズレベルも
35dBを超えることはなく、静音性も優秀だった。

PL1/PL2=125Wの設定では、CPU温度は60℃前後、ファン回転率も70%前後にとどまるなど、「MASTERAIR MA824 Stealth」にとってはまだ負荷が軽いようだ。そこで、PL1/PL2をMaximum Turbo Powerの253Wに設定した状態でもテストを実施していこう。

まず「OCCT 12.1.11」の結果を確認するとPackage Powerは225~250W、動作クロックはPコアが5.5GHz、Eコアが4.3GHzに上昇している。そしてCPU温度だが、途中何度かCPUが許容する最高温度100℃にタッチしているものの、全体的には
85℃前後で推移している。 またより負荷の高い「CINEBENCH 2024」では、CPU温度は
95℃前後まで上昇し、最高温度に達する回数もかなり増えている。ただし、Package Powerは終始設定値である253Wで安定しており、サーマルスロットリングは発生していないことが分かる。

ファンの回転数は120mmファンが
1,950rpm前後、135mmファンが
1,550rpm前後でいずれも公称最高値まで上昇している。ただし、ノイズレベルは
40dBA前後までしか上がらず、実際にテスト中の風切り音も360mmラジエーターを採用するハイエンドオールインワン型水冷ユニットに比べるとだいぶ控えめだった。
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| PL1/PL2=125W設定の「CINEBENCH 2024」の結果 |
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| PL1/PL2=253W設定の「CINEBENCH 2024」の結果 |
またPL1/PL2=125WとPL1/PL2=253Wの「CINEBENCH 2024」のスコアを確認すると、シングルコアテストは124ptsと120ptsで誤差の範囲だが、マルチコアテストは1,596pts→1,826ptsへと約15%も上昇している。せっかくハイエンド空冷クーラー「MASTERAIR MA824 Stealth」を使うのであれば、Power Limitの設定はPL1/PL2=253Wを選択したほうがいいだろう。

続いて、Power Limitが実質無制限となるPL1/PL2=4,096Wに設定した場合の冷却性能をチェックしていこう。

「OCCT 12.1.11」のPackage Powerは、PL1/PL2=253Wから大きく変化がなく、CPU温度も概ね
85℃前後で推移している。続いて「CINEBENCH 2024」の結果を確認するとテスト開始直後のPackage Powerは280W、その後も270W前後で推移し、CPU温度も
ほぼ100℃に張り付いてしまう。テスト結果を見る限り、「MASTERAIR MA824 Stealth」の冷却性能は270W前後が限界になるようだ。

テスト中のファンの回転数は、いずれのテストでも120mmファンが
1,950rpm前後、135mmファンが
1,550rpm前後でフルに回転している状態だった。また「CINEBENCH 2024」のマルチコアテストのスコアを確認すると、1,826pts→1,835ptsでほぼ誤差の範囲。CPUの温度も限界に近いことから、やはり「MASTERAIR MA824 Stealth」ではPL1/PL2=253Wの設定がパフォーマンスと発熱のバランスがいいようだ。
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| PL1/PL2=253W設定の「CINEBENCH 2024」の結果 |
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| PL1/PL2=4,096W設定の「CINEBENCH 2024」の結果 |