ベンチマークテスト:3DMark Speed Way
ここからはAPIにDirectXを使用するテストを進めていこう。まずはレイトレーシング、メッシュシェーダー、可変レートシェーディング、サンプラーフィードバックなど最新機能を網羅したDirectX 12 Ultimateを使用する「Speed Way」の結果から確認をしていく。
Radeon RX 7800 XTとの差は約9%で、これまでのベンチマークに比べると差が縮まっている。またテスト中のフレームレートは43.31fpsで、やはりレイトレーシングが絡む処理ではWQHD解像度でも超解像技術を併用したほうがよいだろう。
ベンチマークテスト:3DMark Time Spy
続いて現行のゲームで最も一般的な、APIにDirectX 12を使用する「Time Spy」のスコアを確認していこう。なおプリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方で計測を行った。
Radeon RX 7800 XTと比較するといずれもその差は約9%で、Speed Wayとほぼ同じ。ライバルとの比較でもGraphics scoreについては
GeForce RTX 4070はもちろん、
GeForce RTX 4070 SUPERをも超えるスコアを記録した。またフレームレートもTime Spy ExtremeのGraphics test 2で約60fps、Time Spyでは120fpsを上回り、いずれも超解像技術を使わなくても高画質な設定でゲームを楽しめる。
ベンチマークテスト:3DMark Fire Strike
続いて、未だゲームでの採用例が多い、APIにDirect X11を使用するラスタライズテスト「Fire Strike」のスコアも確認しておこう。なおプリセットは「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類全てで計測を行っている。
Radeon RX 7800 XTとの差は4K解像度のFire Strike Ultraで約11%、その他のテストでは約9%で、やはりストリームプロセッサ数に比べるとおとなしいものの確実に違いはある。またライバルとの比較ではこちらも
GeForce RTX 4070 SUPERを超えるスコアを記録しており、純粋なラスタライズ性能は得意としていることがわかる。