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| 「AMD Software: Adrenalin Edition 24.1.1」では、フレーム生成技術「AFMF」が正式に実装された |
ゲーム系のベンチマークが一段落したところで、ここからはAPIにDirectX 11/12を使用するタイトルであれば汎用的に使えるフレーム生成機能「AFMF」(AMD Fluid Motion Frames)の効果を確認していこう。今回検証に使用したゲームは「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」「アバター:フロンティア・オブ・パンドラ」「Cyberpunk 2077:Phantom Liberty」の3種類。なおAFMFで生成したフレームは通常のベンチマークで計測ができないため、本項のフレームレートの計測にはすべて「AMD Software: Adrenalin Edition」のログ機能を使用している。
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まずAPIにDirectX 11を使用する「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」だが、最も効果の小さい4K解像度で約50%、WQHD解像度やフルHD解像度では60%以上もフレームレートが上昇している。
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APIにDirectX 12を使用する「アバター:フロンティア・オブ・パンドラ」では、4K解像度では約70%、WQHD解像度やフルHD解像度では80%以上フレームレートが向上しており、AFMFの効果は非常に大きい事がわかる。特に4K解像度では170fps弱までフレームレートが上昇し、4K/144Hzの液晶ディスプレイの性能を引き出すことができるようになる。
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そしてレイトレーシングに対応する重量級ゲーム「Cyberpunk 2077:Phantom Liberty」では、いずれも90%近くフレームレートが向上。「AMD FidelityFX Super Resolution 2.1」を有効にしてもフレームレートが30fps強だった4K解像度でも60fpsを超えることができるようになり、最高画質のまま快適にゲームがプレイできるようになる。 ライバルであるNVIDIAのDLSS 3に実装されているフレーム生成機能と異なり、「AFMF」はソフトウェア側の対応も不要なことから、特に問題が無い限りは有効にしておくといいだろう。
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最近ではクリエイティブ系アプリケーションや生成系AI処理向けにグラフィックスカードを使用している人も多くなっている。そこで、ここからはゲーム以外のベンチマークを使いパフォーマンスを簡単にチェックしておこう。まずはレンダリングベンチマーク「Cinebench 2024」のGPUテストの結果からだ。
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Radeon RX 7800 XTとの差は約12%で、ゲーム系のベンチマークに比べると差が広がっている。特に処理に数時間掛かるような大規模なレンダリングを行う場合には無視できない差になることから、Radeon RX 7900 GREを選択したほうがいいだろう。
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続いて「Blender 4.0.0」の結果も確認していこう。レンダリングにはGPUを使用し、レンダリングサンプルは「monster」「junkshop」「classroom」の3種類を選択している。
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「monster」や「classroom」では約12%、「junkshop」では約16%の差がついた。このことから、クリエイティブな作業では、GPUクロックやメモリスピードよりもストリームプロセッサ数の影響が大きく、ゲームに比べて差がより顕著に出るようだ。
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続いて画像生成AI「AMUSE v1.1.2」のパフォーマンスを確認していこう。生成する画像サイズは1,024×1,024ドットで、モデルには「SDXL Base 1.0 - Olive」を使用している。なお比較的ブレが大きいテストのため計測は5回実施し、最大値と最小値を除いた3回分の平均値を結果として使用した。
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ビデオメモリ容量はいずれも16GBながら、処理速度は約18%短縮され、これまでのベンチマークの中で最も差が広がっている。クリエイティブな作業や生成系AIを使用するならRadeon RX 7900 GREは良い選択肢になるだろう。