PL1/PL2=219W設定時の冷却性能をチェック

続いて、PL1をPL2と同じMaximum Turbo Powerの219Wに設定した状態で検証を進めていこう。

「OCCT 12.1.18」実行時は
83℃前後、「Cinebench 2024」実行時は
87℃前後で、いずれもCPUが許容する最高温度100℃までは10℃以上の余裕が残されている。またL.N.Aありの場合はCPU温度は約2℃上昇しているが、100℃に達することは一度もなかった。もちろん動作クロックやPackage Powerにも違いはなく、Non-KモデルのCPUならMaximum Turbo Powerの設定でも冷却性能が不足することはないだろう。
PL1/PL2=219W設定時の冷却性能をチェック

ファン回転数はL.N.Aなしの場合は
2,000rpm前後、L.N.Aありの場合は
1,700rpm前後で、いずれもほぼ公称最高値通りの結果になった。ちなみにノイズレベルは前者が
43dBA前後、後者は
38dBA前後まで低下しており、実際に聞こえてくる風切音にも明確な差がある。Core i7-14700ならPL1/PL2=219Wの設定でも冷却性能にまだ余裕があるため、基本的にはL.N.Aありの運用で問題ない。