そうして生まれた「XM」シリーズでは大成功を収めたわけですが、続いて「OP1」という新しいシリーズを生み出すことになりました。つかみ持ち向けというコンセプトこそ同じものの、形状などはだいぶ違う製品ですよね。
「OP1」の開発には2年をかけました。「XM」の頃から会社が大きくなったこともあって、リスクも減っていましたからね。もとは「XM mini」というキーワードを軸にしたスタートでしたが、小型化する流れであちこち変えていったところ、全然違う形になりました。
ちなみに製品名の“OP”は、開発責任者の名前であるOliver Pusseに由来するものです。本来は内部的な呼び名だったところ、そのまま正式な製品名として採用された格好ですね。
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| 「OP1」の開発責任者にして、製品名の由来にもなっているOliver Pusse氏(左)。インタビュー当日は残念ながら食あたりで不在だったところ、翌日には元気に復帰していたタフな御仁だ |
ネーミングにはそういう意味があったんですね。「OP1」マウスについてもう少し詳しく教えてください。
「XM」シリーズが少し大きいという声に応えて、小さいマウスを作ろうというスタートラインだったわけですが、単にそのままシュリンクすればいいという簡単なものではありません。より小さなフォルムで同じコンセプトを実現するため、側面は指の場所を限定しないように、逆ハの字からフラットな形状に変えました。
それと同時に、「XM」シリーズで得たユーザーからのフィードバックも複数反映されています。クリックのフィーリングやシェルの最適化、ケーブルにアングルをつけるための上向きコネクタの採用など、少なくない数の改良が盛り込まれることになりました。
その「OP1」ですが、このほど「OP1 8K」など複数のバリエーションが新たに登場しました。これは「OP1」の成功を受けてのラインナップ拡充ということでしょうか。
8Kポーリングレートのマウスはヨーロッパでも大変人気ということもあり、以前から計画していました。「XM2」シリーズからも4Kや8Kモデルをリリース予定ですが、さらに
新しいシェイプを採用したモデルも準備しています。
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| 「OP1」シリーズは、日本でも昨年末に「OP1we」が発売され人気に。このほど新たに複数のバリエーションが登場、日本でも発売が開始された |
まったく新しいタイプも開発中なんですね。これまでのマウスとの共通点などはあるのでしょうか。具体的な発売時期も決まっているようでしたら教えてください。
実は2年ほど前、オーダーの段階までいったもののキャンセルになってしまった製品もあり、あまり先走りすぎないようにしています。我々は製品リリースについてタイムラインを設けないようにしていて、しっかり時間をかけて妥協せずよりよい製品を作るというのがモットー。チームの間では「ハッピーになった時に出す」と表現しているんですけど(笑)。ただ年内にはリリースされる予定です。