|
ここまで「TOUGHPOWER GF A3 850W」の基本的な仕様や機能、さらに内部構成に至るまでをざっくりとご紹介してきた。ここからは実際にマシンを構築して電源を投入、その信頼性を各種ストレステストを用いて検証していこう。検証環境には、CPUに16コア/32スレッドのRyzen 9 7950X、グラフィックスカードとしてGeForce RTX 4080 SUPERを搭載するASUS「ROG-STRIX-RTX4080S-O16G-GAMING」を組み込んでハイエンドスペックのマシンを構築している。 なお検証に際しては、ATX電源コネクタとCPU補助電源コネクタ、12VHPWRコネクタの3ヶ所を直接マルチメーターで計測。システムの主要パーツに用いられる+12Vの挙動をチェックすることにした。
|
|
|
| CPUは16コア/32スレッドかつTDP170WのハイエンドモデルRyzen 9 7950Xを搭載。メモリはAMD EXPOにより6,000Hzで動作させている | |
|
| グラフィックスカードは、全長350mmオーバーの3連ファンクーラーを備えたGeForce RTX 4080 SUPERのオーバークロックモデルASUS「ROG-STRIX-RTX4080S-O16G-GAMING」を使用した |
|
|
| ブーストクロックはデフォルトで2,640MHz、OC mode時に2,670Hzという設定。ただし高冷却クーラーのおかげで、フルロード時は最大2,835MHzまでクロックが上昇していた | |
|
|
| Power Limitは定格比131.3%の最大420Wまで引き上げられている | |
| +12Vの計測の使用している、三和電気計器製のUSBデジタルマルチメータ「PC20」 |
|
| USB接続されたマルチメータの計測データは、データ取り込みソフト「PC Link 7」を使用してログを保存できる |
「TOUGHPOWER GF A3」と合わせて、もうすぐ国内向け販売が開始される期待の電源テスター
「Dr.Power III」についても触れておこう。 COMPUTEX TAIPEI 2024のブースレポートでもお伝えしているが、いまだ愛用者が多い
「Dr. Power II」の後継にあたる最新モデル。電源規格がATX12V v3.1に対応するほか、12VHPWR用の12+4pinコネクタも備えるなど、文字通りの最新仕様に生まれ変わった。
|
| 度々イベントなどで登場しているにも関わらず、他の新製品を押しのけて注目度が高かった「Dr.Power III」 |
|
|
| 12+4pinコネクタは12VHPWRだけでなく、さらに信頼性を向上させたPCI Express 5.1規格の12V-2×6コネクタにも対応している | |
システムを組むことなく電源ユニット単体で出力チェックなどの診断を行えるため、システム不調時の切り分けにも重宝する。最新モデルの「Dr.Power III」もその役割や使い方は同様で、電源ユニットの各種ケーブルを接続したら、後はボタンを押すだけ。その高い機能性とともに、シンプルな使い勝手は大きなトピックだ。 電源出力に問題がなければ、LCD画面に白のバックライトでテスト結果を表示。逆に出力異常が検出された際は、赤くバックライトが点灯しビープ音でテスト結果を表示する仕様になっている。
|
| 実際に「TOUGHPOWER GF A3 850W」を接続してテストを実行。出力異常がないかを確認する |
|
|
| 順番に各電源の状態をチェックしていく。12+4pinコネクタはサイドバンド信号も確認可能だ | |
「TOUGHPOWER GF A3 850W」の各種検証を始める前に、まず「Dr.Power III」で不良の有無をチェック。テストモードは、ボタンを押してテスト結果を切り替える「手動モード」(ボタン単押し)と、自動で順番にテストを進めていく「自動モード」(ボタン長押し)を選ぶことができる。 結果はまったく問題なし、安心して各種検証に進むことができた。24pinコネクタの接続がやたらと硬めな点、SATAと4pinペリフェラルが干渉しやすいところは気になったものの、使い方に迷うところはまったくなかった。テスト自体もあっけないほどすぐに完了するため、電源ユニットの状態を短時間でチェックできる。今後ロングセラー商品になること間違いなしだろう。