PL1/PL2=253W設定時の冷却性能をチェック
動作検証の最後は、PL1/PL2をCore i7-14700KやCore i9-14900KのMaximum Turbo Powerである253Wに設定。さらに高めの負荷をかけ、ストレステストを動作させた際の挙動を見ていこう。
特にCINEBENCHではCPUの最大動作温度である100℃にタッチするシーンが何度もあり、冷却能力が限界に達しつつあることが分かる。ただしPackage Powerは250W程度でほぼ一定、動作クロックも最大の5.6GHzに達するなど安定して5GHz以上をマークし、パフォーマンスも向上しているようだ。
PL1/PL2=253W設定時のファン回転数と騒音値
ファン回転数は最大の2,000rpm付近に貼り付きになり、騒音値は最大47dBをマーク。最大限にファンが回転することで、なんとか冷やせているという状態のようだ。PL1/PL2=181W設定時よりも騒音や振動は大きくなっており、この設定での常用は少々厳しい印象を受けた。