生産は100%台湾工場ですか。
はい、創業時から変わらず、本社併設の工場で生産しています。生産ラインはほぼ自動化されていますが、テストやパッケージングまで含めた全ての工場関連業務は約150名ほどが携わっています。
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| 生産工場は台湾・台北市の本社内にある。Teamの製品は、創業時から変わらず完全な“メイドイン台湾”だ |
コストを考えると中国など台湾以外の国で生産してもいいように思えます。メインドイン台湾にこだわる理由はどこでしょうか。
理由は2つ。PCケースやマザーボードと異なり、メモリやSSDのサイズは小さいため、工場のスペースもそれほど広い必要がありません。製造については自動化されているため、おそらく他の国でも品質にそれほど違いはないでしょう。ただし、何か問題が発生した際、すぐに対応するには本社が近いほうが有利です。例えば、チップセットとの相性問題が発生した場合でも、すぐにテストチームのスタッフが対応可能です。結果的にビジネスのスピードが上がり、お客様の利益に繋がるというのがもうひとつの理由です。
レスポンスが重要ということですね。
中国工場で生産した場合、受注から生産、発送までの時間が台湾よりかかってしまいます。台湾工場であればオーダーを受けてから出荷するまで、2日あれば対応できます(在庫がある場合)。売れ筋を中心に在庫はストックしていますので、各国の代理店から受注してすぐに対応できます。おそらく世界中に300近くの取引先がありますが、彼らとやり取りしてきた長年のデータにより、2カ月先の在庫を予測して生産。いつでも対応できる準備をしています。
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Team製メモリで採用するDRAMメーカーはどこが一番多いですか。
SamsungとMicronもありますが、8割がSK hynixです。DDR5メモリの品質や速度の面では特にSK hynixが優れています。今まで、SK hynixが優先的にチップを提供するメーカーはKingstonだけでしたが、2年前からTeamも加わりました。
エルミタではさまざまな方にインタビューをしてきましたが、ワールドワイドの市場と比べて日本市場は特殊だという人が多いように思います。本社とTEAMジャパンの社長を兼任されていますが、日本市場の印象を聞かせてください。
難しいですね(笑)。コストも重要ですが、それ以上に一番大切にしているのはお客様との信頼関係だと思っています。TEAMジャパン立ち上げ当初は、信頼関係の構築に苦労しました。他の国で社長をしていた時期がありましたが、今は任せています。その点、日本は特別で、今でも商談には定期的に私も参加するようにしています。本社とTEAMジャパン社長を兼任している一番の理由もそこです。
日本市場は他国に比べ品質にも厳しいでしょうか。
そこは変わらないと思います。品質に対する考え方は、日本でビジネスに関わるようになってから学びました。我々が提供するメモリは、品質にこだわっていると自負していますので、どこの国でも全く問題ありません。
Teamの製品にはユニークなアイデアの製品も多く見られます。製品開発において意識している点はどこですか。
新製品開発の部門には多くのスタッフを割いており、約60名が携わっています。さらに20代の若いスタッフを積極的に採用し、新しいアイデアを積極的に取り入れるようにしています。お客様には10代の方も多いですから、“真剣に遊ぶ”をコンセプトとして製品開発に取り込んでいます。
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| 折りたたみ時は7.2cmの定規になるUSBフラッシュメモリ「T193 USB 3.2 Gen1 FLASH DRIVE」。小物入れやペンケースに入れておくと便利そうだ | ガンメタリックの質感が特徴的なUSBフラッシュメモリ「Model T USB 3.2 Gen1 FLASH DRIVE BLACK」。型番にある“T”はTeslaを意識したもので、車内で使いやすいデザインになっているという |
日本のユーザーにコメントをお願いします。
ここ数年はメモリやSSDのほか、USBフラッシュメモリやメモリーカード、その他周辺機器と求められているものが多様化しています。Teamはメモリメーカーですので、強みを活かした製品展開を積極的に行っていきます。お客様に対して最高の製品とサービスを提供し続けていきたいと思います。Teamの製品をこれからもよろしくお願いします。
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提供:株式会社TEAMジャパン