「AK400」の大ヒットとともに躍進中のDeepCool
まずはDeepCoolについて知るべく簡単におさらいしておこう。DeepCoolは1996年に中国で創業されたPCパーツメーカー。空冷・水冷CPUクーラーをはじめ、PCケースやファン、電源ユニットといった自作PC向けパーツの開発・製造を行っている。
2021年には「自作(DIY)PCを愛する人たちのスピリットを象徴的に表した」という現在のロゴに変更。2022年投入された空冷CPUクーラー
「AK400」は自作パーツの歴史に残る大ヒットとなり、発売から3年以上が経った現在も不動の人気モデルとして多くのユーザーから支持されている。
製造工場があるのは「中国のシリコンバレー」と呼ばれる広東省深セン市に隣接する恵州市。近隣の深セン同様に世界中からメーカーのサプライチェーンが集まる地域だ。敷地面積11万㎡と東京ドーム2.35個分の広さを誇り、製造から梱包、出荷業務まですべての機能が集約されている。
この度、インタビューに協力してくれたのは、DeepCoolでProduct Directorを務める
Oscar Lee氏とCese&Peripheral Product Directorを務める
Levi氏の2人。いずれも今回が日本初来日とのことで、初めはやや緊張気味の雰囲気の中スタートしたが、話が進むにつれて興味深いエピソードの数々を聞くことができた。
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DeepCoolでProduct Director Oscar Lee氏
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Cese&Peripheral Product Director Levi氏
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