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CFD「PG3VND」シリーズ
CSSD-M2B5GPG3VND(500GB) 実勢売価税込13,500円前後(8月下旬発売)
CSSD-M2B1TPG3VND(1TB) 実勢売価税込22,500円前後(8月下旬発売)
CSSD-M2B2TPG3VND(2TB)(10月発売予定)
製品情報(CFD販売株式会社)
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NANDメーカーが東芝からWestern Digitalに変更
今回の主役である
「PG3VND」シリーズは、PCI-Express4.0接続に対応する最新NVMe M.2 SSD。優れたコストパフォーマンスと、敢えてオリジナルヒートシンクを省略した設計がうけ、PCI-Express4.0 SSDの定番となった
「PG3VNF」シリーズのマイナーチェンジモデルだ。NANDフラッシュ自体は
3D TLC「BiCS4」から変わらないものの、提供メーカーが東芝(現キオクシア)から
Western Digitalへと変更されている。
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NANDフラッシュの提供メーカーが、これまでの東芝からWestern Digitalに変更。ただし、メモリの種類は3D TLC「BiCS4」のまま変わらない
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NANDフラッシュの提供メーカー以外に目立った変更点はなく、コントローラには世界初コンシューマ向けPCI-Express4.0(x4)対応IC
「PS5016-E16」を採用。さらにストレージ容量の0.1%に相当する
DDR4 DRAMキャッシュや、NANDフラッシュの一部をキャッシュとして使用する
「SLC Caching」、データを先読みして読込性能を高める
「Predict & Fetch」などの機能を組み合わせることで、高速なデータ転送を可能にしている。
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コントローラや搭載キャッシュ、NANDフラッシュ枚数など、その他ハードウェアの構成に変更はない
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容量ラインナップは500GB、1TB、2TBの3モデル展開。公称転送速度は500GBモデルがシーケンシャル読込4,950MB/sec、書込2,500MB/sec、ランダム読込450,000 IOPS、書込550,000 IOPS、1TBモデルがそれぞれ4,950MB/sec、4,400MB/sec、600,000 IOPS、600,000 IOPS、2TBモデルが4,950MB/sec、4,200MB/sec、600,000 IOPS、600,000 IOPS。
「PG3VNF」シリーズと比較すると、シーケンシャル読込が全てのモデルで50MB/sec、さらに2TBモデルではシーケンシャル書込が200MB/sec低下している。一方、500GBモデルではランダム読込が50,000 IOPS、1/2TBモデルではランダム書込が100,000 IOPS向上しているが、実際にこの通り変化しているかは、後半のテストセッションで明らかにしていく。
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「PG3VNF」シリーズと同じく、ドラゴンが大きく描かれたパッケージ。ただし背景はブラック1色から、クリスタルをイメージしたものに変更された
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その他、TRIM、S.M.A.R.T.、オーバープロビジョニングなどの標準的な機能に加え、ディスクの空き容量に合わせて、ガーベッジコレクションの実行を調整する
「Smart Data Processing」、NANDフラッシュの劣化を抑える
「Advanced Wear Leveling」、データの信頼性を高める
「Bad Block Management」などの機能を搭載。書込耐性は500GBが850TBW、1TBが1,800TBW、2TBが3,600TBW、MTBF200万時間で、製品にはこれまで通り5年間の長期保証が提供される。
初出時キャッシュ容量の解説に誤りがありました。謹んで訂正させて頂きます(2020年9月28日9:20)