ツクモオリジナルのクリエイティブワークステーションタワー
TSUKUMOブランドが展開するオリジナルPCの中でも、今回取り上げる
「EX-623T-A4」は、現状で最上位クラスのモデルに採用されるミドルタワーPCケースだ。単体発売されない製品だけに、興味の対象としてはやや外れるかもしれないが、そこは業界大手のパーツショップが選んだ最新作。BTOパソコンとは無縁を公言する自作派を、十分に納得させるだけの仕上がりを期待してしまう。

ちなみに「EX-623T-A4」は、TSUKUMOブランドのラインナップでは
クリエイティブワークステーションタワーと位置付けられ、エントリークラスのBTOパソコンには採用されていない。新型筐体として初めて採用されたのは2019年3月に発売された
「eX.computer ワークステーションモデル」の計11機種。ただし当時の型番は
「EX-623T-A」で、今回取り上げる「EX-623T-A4」のベースモデルに該当する。
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2019年デビューの「EX-623T-A」から進化した「EX-623T-A4」
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進化形「EX-623T-A4」は2021年3月26日、
AMD Ryzen Threadripper搭載ワークステーションとしてデビュー。上位機種
「WA9A-H210/WT」には水冷CPUクーラーが標準装備されている。実はここが最大のポイントで、「EX-623T-A4」からは空冷だけでなく、水冷も搭載できるようになり、よりハイエンド構成にも対応できるよう、改良が加えられているというワケだ。
編集部に届けられた「WA7A-D211/XT」

今回借り受けたのは、5月11日より販売が開始された
「WA7A-D211/XT」。AMD Ryzen 7 5800XとNVIDIA GeForce GTX 1650で構成され、基本構成売価は税込199,800円。OSにはWindows 10 Pro 64bitがプリインストールされ、各種カスタマイズに対応。キーボードやマウス、ディスプレイはオプション扱いとなっている。今回はこのモデルを中心に、外装周りから内部までを細かく解説していこう。