担当者に聞く「arkhive」のコダワリ
エルミタ的速攻撮って出しレビュー初登場となる
「arkhive」。そこで今回は株式会社アークのPC開発事業部BTOプロダクトマネージャーである
早田氏にインタビューを実施。「arkhive」のセールスポイントや今回の主役である「arkhive Gaming Limited GL-A7G38R」のこだわりについて聞いてみることにした。
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店員歴10年以上のベテランスタッフ早田氏。当然ながらPCパーツに対しては強いこだわりがある
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- 編集部
BTOの新ブランド「arkhive」(アークハイブ)の立ち上げから約1年が経ちました。振り返ってみてどうですか。
- 早田氏
やや煩雑だったシリーズ名を「arkhive」に統一したことで、お客様に“パソコンSHOPアークのBTO=「arkhive」”と認知してもらえるようになりました。またメーカーや代理店からもコラボレーションモデルの提案を頂く機会が増え、浸透してきているなというのを感じています。
- 編集部
昨年から今年前半にかけて、コロナ禍の影響で在宅ワークが増えたこともあり、PC業界全体で需要が伸びました。「arkhive」にも影響はありましたか
- 早田氏
おかげさまで非常に好調です。中でもハイエンドグラフィックスカードを搭載する高性能なゲーミングPCが人気です。また最近では、ストリーミング配信や動画/画像編集、CG制作などのクリエイター向けモデルも好調です。これまではハイエンドゲーミングPCをクリエイター向けとしても販売していましたが、現在は「WORKSTATION/CREATOR」シリーズを新設しています。「arkhive」の主力はゲーミングPCですが、今後はクリエイターをターゲットにした製品をさらに強化していく予定です。
- 編集部
改めて「arkhive」のセールスポイントを教えて下さい。
- 早田氏
ブランド立ち上げのときから変わりませんが、製造から出荷までを一貫して店舗で行う「Made in AKIBA」です。“しばらく自作PCから離れていたけど「Battlefield 2042」など最新ゲームが快適に動くゲーミングPCが欲しい”、“お気に入りのパーツでPCを構築したいが、組み立てはプロに任せたい”そんなニーズにハマるBTOだと自負しています。そのため、カスタマイズメニューにもできる限り型番まで表記をするようにしています。実際に店舗に来ることができないお客様でも、店内にあるパーツをチョイスして「自分だけのコダワリの一台」を組めるのが「arkhive」です。
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組み立てから検証までを一貫して店舗のある通運会館ビルで行う「Made in AKIBA」を地でいく「arkhive」。店舗にはデモ機が多数展示され、実際に試してみることができる
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- 編集部
今回の主役である「arkhive Gaming Limited GL-A7G38R」について聞かせてください。標準構成でGeForce RTX 3080を搭載するなど、かなりハイエンドな構成ですね。
- 早田氏
「arkhive Gaming Limited GL-A7G38R」のコンセプトは、コンシューマゲーム機では難しいWQHD以上の高解像度・高リフレッシュレート環境です。残念ながら昨今のグラフィックスカード価格高騰の影響で、標準構成では一部パーツメーカーの指定ができませんが、スペック的には一切妥協をしていません。
- 編集部
標準構成で、PCI-Express4.0(x4)接続のSSDを2基搭載しているのも珍しいですね。
- 早田氏
最近のゲームやアプリケーションは容量が大きくなっています。そこでOSをインストールするメインストレージだけでなく、ゲームやアプリケーションをインストールするための高速・大容量ストレージを標準で搭載することにしました。
- 編集部
今回PCケースにNZXT「H510 Flow」を採用した理由を教えて下さい。
- 早田氏
「arkhive」の特徴の一つにPCケースの豊富さがあります。その中でもNZXTは人気メーカーです。さらにゲーミングPCらしく美しいイルミネーションが楽しめること、そしてエアフローに優れることもあり、今回は「H510 Flow」をチョイスしました。