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AMD「Ryzen 9 7950X」 市場想定売価税込117,800円(2022年9月30日19時発売)
製品情報(AMD)
AMD「Ryzen 9 7900X」 市場想定売価税込92,500円(2022年9月30日19時発売)
製品情報(AMD)
AMD「Ryzen 7 7700X」 市場想定売価税込66,800円(2022年9月30日19時発売)
製品情報(AMD)
AMD「Ryzen 5 7600X」 市場想定売価税込49,900円(2022年9月30日19時発売)
製品情報(AMD)
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シングルスレッド性能は29%、マルチスレッド性能は48%向上
2020年11月に登場した
「Ryzen 5000」シリーズ以来、約2年ぶりとなるAMDのメインストリーム向け新CPU
「Ryzen 7000」シリーズの国内発売がもうまもなく開始される。
「8コア/L3キャッシュ32MB」の「CCX」(Core Complex)を内蔵するCPUダイ「CCD」(CPU Complex Die)×2基と、メモリコントローラやI/Oコントローラなどを内蔵する「cIOD」(Client I/O Die)を組み合わせたチップレット構造に変更はないが、コアアーキテクチャには製造プロセス5nmの最新
「Zen 4」アーキテクチャを採用する。
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「Zen 4」でも2基(Ryzen 7/5は1基)のCCDがInfinity Fabricを経由してcIODに接続されるチップレット構造を採用する
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「Zen 4」アーキテクチャでは、L2キャッシュ容量が従来の2倍に拡張されている他、フロントエンド処理やロードストア処理、分岐予測などの最適化によって「Zen 3」から
IPCは13%向上。さらにブーストクロックも最高4.90GHzから最高5.70GHzへと800MHzも上昇し、
シングルスレッド性能は29%引き上げられている。
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「Zen 4」では、IPCと動作クロックの向上によってシングルスレッド性能は29%上昇している
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またRyzen 9シリーズでは、TDPが105Wから170Wへ、PPTも142Wから230Wに変更。これにより、すべてのコアに負荷がかかる処理を行う場合でもクロックの低下を最小限に抑えることができるようになり、マルチスレッドに最適化されたクリエイティブな作業では
最大48%も性能が向上しているという。
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マルチスレッド性能はRyzen 9 5950Xから最大48%向上。またCore i9-12900Kと比較してワットパフォーマンスは47%も改善されているという
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その他、DDR5メモリやPCI Express 5.0、AVX-512拡張命令などの新機能に対応。またcIODにはRDNA 2ベースのグラフィックス機能が内蔵され、グラフィックスカードを別途用意することなくディスプレイ出力が可能になっているのも大きな特徴だ。
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DDR5メモリのオーバークロック技術であるAMD EXPO(Extended Profiles for Overclocking) technologyにも対応
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これまでRyzenシリーズではAPUにしかグラフィックス機能が内蔵されていなかったが、「Zen 4」ではcIODに2基のRDNA 2ユニットが内蔵されディスプレイ出力が可能になった
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第1弾として発売が開始されるのは、CCD×2構成の
「Ryzen 9 7950X」「Ryzen 9 7900X」と、CCD×1構成の
「Ryzen 7 7700X」「Ryzen 5 7600X」の計4モデル。TDPはRyzen 9シリーズが170W、それ以外は105Wで、いずれもCPUクーラーは別途用意する必要がある。なおAMDによれば、Ryzen 9シリーズには240~280mm以上の水冷ユニットが、Ryzen 7/5シリーズにはミドルレンジ以上のタワー型空冷ユニットが推奨されている。