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まずはじめに、Markさんの経歴からお聞かせください。
入社して15年になります。その前はマスコミ業界で働いていました。英国に留学した際にマーケティングを学んでいた経験が活かせると考え、当時ASUSが募集していたプロダクトマーケティング部門の求人に応募したのがキッカケです。当初はマザーボードのこともよく分からなかったのですが、製品やスペックの開発に携わっていくうちにどんどん興味が湧き、面白いと感じるようになりました。
ご自宅のPCは自作しているのでしょうか。
家ではノートPCを使っています。持ち運びも便利なので。ただオフィスのPCは、私も含め自分で組んだPCを使っている人が多いですよ。
| 台湾本社でSenior Director Channel PM Dept Product Marketing Divを務めるMark Chen氏。TUFシリーズマザーボードの責任者でブランドの生みの親でもある。趣味は登山、釣り、自転車などのアウトドア |
現在のご担当は?
TUF Gamingシリーズの責任者です。TUFシリーズは2009年の初登場から13年続いていますが、最初にTUFをブランドとして立ち上げた一人が私です。「TUF(The Ultimate Force)」というネーミングも私が考えました。
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| 2009年10月に発売されたTUFシリーズの第1弾マザーボード「SABERTOOTH 55i」。ミリタリーカラーを採用し堅牢性を前面にアピールしたモデルだった | シリーズ第2弾は「SABERTOOTH X58」。LGA 1366対応のハイエンドモデルでメモリスロットは6本装備のトリプルチャンネル仕様 |
Markさんのアイデアの源泉になっているものがあれば教えてください。
アウトドアが趣味で休日は山に登ったり釣りをしたりする機会が多いです。そこでの経験を活かして、例えば昔のTUFシリーズのチップセットヒートシンクでは、セラミックコーティングを施し手触りをわざとザラザラした感触にしました。石のようなワイルドなデザインを再現したかったのです。
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| 2011年3月発売の「SABERTOOTH P67」。基板上の大部分を樹脂製パーツでカバーリング。エアフローの促進と放熱効率アップを実現する「TUF Thermal Armor」を採用する。今見ても秀逸なデザインだ |
当初のTUFと現在のTUF Gamingでは、ややコンセプトが異なりますね。
ご存知の通り、TUFは堅牢性・安定性・長寿命を追求するというコンセプトでした。その後、ゲーミングPCの台頭もあり、社の方針でエントリー向けのゲーミングシリーズを代表するブランドに変わっていきました。実は当初のコンセプトと変わることに抵抗がありました。しかし、現在の「TUF Gaming」は「ROG」や「STRIX」と並ぶ代表的なブランドに成長しました。あの時の判断は正しかったと言えるでしょう。
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| ASUSを代表するシリーズへと成長したTUF Gaming。今では液晶ディスプレイやキーボード、マウス、ヘッドセット、無線ルーター、ノートPCに至るまで、あらゆる製品で展開されている | |