Ryzen 7 7700Xで冷却性能をチェック
TDP65WのRyzen 7 7700ではCPU温度、ファンの回転数とも余力を残して冷却することができていた「虎徹MARK3」。続いて、同じく8コア/16スレッドながら、TDPが105Wに設定されているRyzen 7 7700Xでも冷却性能をチェックしていこう。
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Ryzen 7 7700Xは、Ryzen 7 7700とコア数は同じだがTDPは65Wから105Wに、PPTは88Wから142Wに引き上げられ、より高クロック動作が可能になっている
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CPU温度計測

「OCCT 11.0.20」ではPackage Powerが最高でも120W強で頭打ちになることから、CPU温度も
おおむね80℃、最高でも
88℃までしか上がらなかった。一方、「CINEBENCH R23」ではPackage PowerはPPTの最大値である142Wでフラットなグラフ。CPU温度もCPUが許容する最高温度である
95℃に張り付いている。ただし、Package Powerや動作クロックを見てもサーマルスロットリングによる低下は見られず、パフォーマンスには大きな影響はないようだ。
冷却ファン回転数と騒音値

CPU温度が95℃で張り付く「CINEBENCH R23」のファン回転数はほぼフル回転となる
1,500~1,600rpm、ノイズレベルは
約44dBAで安定している。また「OCCT 11.0.20」では、負荷に合わせてファンの回転数は
1,300~1,600rpm、ノイズレベルも
38~44dBAの間で大きく変動している。