前面のファブリック素材は、ボディカラーがホワイトなら白、ブラックなら黒といった具合。リビングでの設置を考慮した素材選びだが、実用面でダストフィルターの役割を兼ねているという。フロントパネル自体はプラスチックだが、そこに布を合わせ、PCケースにありがちな機械的な冷たさを消している。製品の印象を強く持たせる部分だけに、Ridge PCIe 4.0の最も象徴的な部分のひとつと言えよう。
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| スピーカー等でも採用されるファブリックをPCケースに採用。確かにスッとした立ち姿はスピーカーに見えなくもない |
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| 着脱可能なフロントパネルはプラスチック製。取り外した状態で手に取ると、Ridge PCIe 4.0がスリム型である事を一層感じさせる |
| シャーシへの固定は上下各2個の円形マグネットを使用。磁力はフツウだけに、以外に簡単に外れてしまう。例のファブリック素材は、背面から内側パネルで挟み込まれるように装着されていた |
詳細を見て行くと、中央の円形ボタンはPowerスイッチで、左右にUSB 3.0ポート、左端にUSB 3.1 Gen 2 Type-Cポート、右端にAudioポートが装備される。筐体サイズから一見必要最低限のイメージだが、近頃のミドルタワーPCケースでも過剰な装備は減少傾向にある。よってRidge PCIe 4.0の装備は及第点どころか、平均点と言えるだろう。
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| フロントパネルを外した状態。基板自体はシャーシにネジ留めされていた |