ASUS「ASUS Dual GeForce RTX 4060 Ti OC Edition 8GB GDDR6」 （型番：DUAL-RTX4060TI-O8G）　市場想定売価税込69,800円前後（5月24日22時発売） 製品情報（ASUS）

カード長を227.2mmに抑えたGeForce RTX 4060 Tiグラフィックスカード

今回の撮って出しレビューで取り上げるのは、2023年5月24日より発売が解禁されたNVIDIAの最新ミドルレンジGPU「GeForce RTX 4060 Ti 8GB版」（以降GeForce RTX 4060 Ti）を搭載するASUSの「ASUS Dual GeForce RTX 4060 Ti OC Edition 8GB GDDR6」（以降「DUAL-RTX4060TI-O8G」）だ。 先日詳細検証をお届けした「ASUS Dual GeForce RTX 4070 12GB GDDR6X」と同じ、オリジナルデュアルファンクーラーを搭載する「Dual」シリーズに属する製品だが、GPUをより低消費電力なGeForce RTX 4060 Tiに変更したことで、カード長は267.01mm→227.2mmへと約40mmも短くなっている。これは「GeForce RTX 4060 Ti Founders Edition」（カード長約243mm）と比較しても約16mm短い計算で、内部スペースが制限されるミニタワーPCケースやMini-ITX専用PCケースでも無理なく搭載することができるだろう。

これまでのGeForce RTX 40シリーズグラフィックスカードに比べると明らかにコンパクトな「DUAL-RTX4060TI-O8G」。小型PCケースでも無理なく搭載できるだろう

基本的な機能については「ASUS Dual GeForce RTX 4070 12GB GDDR6X」を踏襲しており、冷却ファンにはブレードの長さを稼ぐことができる小型のファンハブと、下向きの空気圧を強化するバリアリングを備えたASUSおなじみの「Axial-tech」ファンを採用。また軸受にはスリーブベアリングの2倍の寿命を備えた「デュアルボールベアリング」を搭載する。 さらにGPUの温度が55℃を下回るとファンの回転を停止してノイズを抑える「0dBテクノロジー」や、すべてのハンダ付けを自動化して1回で完了することで、パーツへの負担を軽減する「オートエクストリームテクノロジー」、GPUクロックやファンの回転数を調整する「GPU Tweak III」に対応する。

製品画像が大きくデザインされたパッケージ。サイズは実測幅368mm、高さ221mm、奥行き68mmで、本体同様コンパクトにまとめられている

主なスペックはCUDAコア数4,352基、ブーストクロックはDefault mode時が2,565MHz、OC mode時が2,595MHz、メモリスピード18Gbps、メモリバス幅128bitで、GDDR6 8GBのビデオメモリを搭載。補助電源コネクタは8pin×1、バスインターフェイスはPCI Express 4.0(x16形状)、出力インターフェイスはHDMI 2.1×1、DisplayPort 1.4a×3の3系統を備え、最大4画面の同時出力に対応する。