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MSI「PRO B760M-P DDR4」 販売価格税込14,980円(2023年7月現在)
製品情報(MSI/ドスパラ)
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Intel B760チップセット最安クラスのMicroATXマザーボード
今回の撮って出しレビューでは、MSIのスタンダード向け
「PRO」シリーズに属するMicroATXマザーボード
「PRO B760M-P DDR4」を取り上げる。販売ショップはドスパラに限定されるものの、Intel B760チップセットを採用するマザーボードの中では最安クラスの
税込14,980円(2023年7月現在)で購入できる価格設定が魅力のエントリーモデルだ。
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ソケットはLGA1700で、第13/12世代のIntel Coreプロセッサに対応。なお電源回路のヒートシンクは省略されている
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イマドキの製品では珍しく、ヒートシンクのないむき出しの電源回路やセパレートタイプのI/Oシールド、プッシュピン固定の小ぶりなチップセット用ヒートシンクなど、コスト削減の影響はたしかにある。またオンボードのイルミネーションのようなドレスアップ要素もなく、一見するといかにも低価格マザーボードといったシンプルな佇まいだ。
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低価格なMicroATXマザーボードでは、2スロットに省略されることが多いメモリスロットだが「PRO B760M-P DDR4」ではしっかり4本搭載。また「Steel Armor」や「M.2 Shield Frozr」も実装されている
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しかし、グラフィックスカード向けのPCI-Express4.0(x16)スロットは周囲をメタルシールドで補強した
「Steel Armor」で、ストレージ向けのPCI-Express4.0(x4)対応M.2スロットは2基搭載。さらにその内1基にはサーマルスロットリングを解消するため、専用ヒートシンク
「M.2 Shield Frozr」が標準装備されている。
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ドスパラのロゴが記載された専用パッケージを採用。サイズはエントリーモデルらしく、実測で幅280mm、奥行き300mm、高さ50mmとコンパクト
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またこの価格帯の製品では、2本に制限されることが多いメモリスロットは4本搭載し、
最高4,800MHzまでの高クロック動作に対応。さらにオーディオ回路には、日本ケミコン製オーディオグレードコンデンサを採用する高音質な
「Audio Boost」を備えるなど基本機能はなかなか充実している。
ここまでのスペックを見る限り、「PRO B760M-P DDR4」が想定しているビジネス用途はもちろん、ミドルレンジクラスまでならゲーミングPCのベースとしても使えそうだが、実際の動作については後半のテストセッションで明らかにしていこう。