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今回インタビューでは、RealtekからSSDのマーケティングでProject Managerを務める
Stevens Lin氏、SI部門で Vice Presidentを務める
Chuting Su氏、マーケティングとセールス部門でVice Presidentを務める
Edson Dong氏。そしてCFDからは、代表取締役社長の
三谷 弘次氏と事業推進部コンポーネントマーケティンググル―プ リーダーの
新垣 祐一氏の計5名に参加いただいた。 Realtekといえば、ネットワーク、マルチメディア、周辺機器、カメラ、AI向けまで、ICの設計から製造・販売を手掛ける巨大老舗メーカー。それこそ、身の回りにあるほぼ全てのデバイスに同社のICチップが搭載されていると言っても過言ではない。
| RealtekでSSD Marketing & Planning Dept. Project Managerを務めるStevens Lin氏。以前も某SSDコントローラメーカーに勤務するなど業界内での実績は高く日本語も堪能 |
CFDは、来年創立50周年を迎えるPC/IT関連周辺機器メーカーである株式会社バッファローのグループ会社。販売台数日本一を誇るメモリや電源ユニットなどを扱うPCパーツの総合商社で、SSDは黎明期から自社ブランドの販売を続けており、国内市場を代表するメーカーのひとつになっている。
| SSDやHDDはもちろん、多数の自作メーカーの販売代理店を務める一方、最近ではドローンやお掃除ロボットも取り扱う、PCパーツの総合商社CFD販売株式会社 代表取締役社長の三谷 弘次氏 |
はじめに国内のSSD市場では10年以上にわたり自社ブランドで販売を続けているCFDですが、そのこだわりを聞かせてください。
お客様が「安心してデータを預けることができる」という点を重視して、搭載する部材ひとつひとつを精査し製品を設計しています。さらに手にとって貰いやすい価格設定で「最強のコストパフォーマンス」という点も意識しています。ただし、コストにこだわることで部材の品質を落とすようなことは絶対にしません。そこは妥協せずに続けています。
具体的にはどういったことでしょうか。
CFDのSSDでは、使用する部材の品質はしっかり吟味する。その証明として、搭載しているコントローラやNANDフラッシュのメーカー、型番など詳細スペックはきちんと公表していく。この点にはこだわってきました。
現在、日本のSSD市場には多くのメーカーから製品が乱立しており、驚くような価格で販売されているものも少なくありません。長年SSDを販売してきたメーカーという立場から、SSDを購入する際に注意したいポイントを教えてください。
SSDメーカーの中には、採用コントローラやNANDフラッシュを非公開にしているところが多くあります。さらに発売開始時にはTLC NANDフラッシュを採用していたにも関わらず、QLC NANDフラッシュに変更したり、当初と異なる世代のNANDフラッシュを搭載し、パフォーマンスが低下している場合もあります。またTLCからQLCへの変更では、製品寿命にも影響があるため、例え転送速度が変わらないとしてもストレージとしての信頼性に影響はあります。 これをユーザーが理解した上で購入しているのならいいですが、そうでない場合はしっかりとスペックを表記している製品を購入したほうがいいでしょう。もちろん大手メーカーの製品でも一部スペックを非公開としているところはありますが、そこはブランド力でカバーしており、ユーザーも信頼して購入するという図式が成り立っているように思います。
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最近ではPCI Express 5.0(x4)対応の
「PG5NFZ」シリーズに代表されるPhison製コントローラを搭載した製品が主流ですが、今回Realtek製コントローラを採用することにした経緯を教えてください。
具体的な名前は出せませんが、普段より多数のコントローラメーカーから売り込みがあります。その中から、お客様が求めているものに合致した製品を提供していくわけですが、昨年9月にRealtekからお話を頂いた際に聞いた、製品開発にかける熱意や品質管理、熱対策、製造ラインの様子など全てが魅力的でした。さらにSSDコントローラに限った話では、Realtekの採用例がまだ少なく、本当に良いものを国内のユーザーに知ってもらいたいという思いもあります。
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| シーケンシャル読込最高10GB/sを誇る高速モデルとして、2023年1月に発売され話題となった初のPCI Express 5.0(x4)対応SSD「CSSD-M2M2TPG5NFZ」 |