Core i7-13700:標準設定のファン回転数と騒音値をチェック

続いてファンの回転数を確認するとアイドル時は
900rpm前後、高負荷時でも
1,300rpm前後で、公称の最高回転まではまだ約550rpmの余裕がある。そして騒音値は
33dBA前後で推移しており、バラック状態でのテストにも関わらず風切り音はほとんど聞こえなかった。
Core i7-13700:PL1/PL2=125W設定時の冷却性能をチェック

続いて、Kシリーズでブースト機能を無効にした状態を想定し、PL1/PL2=125Wに設定した場合の冷却性能を確認していこう。

PL1が標準設定の65Wから125Wになったことで、テスト中のCPUクロックはPコアが4,200~4,300MHz、Eコアが3,300~3,400MHzへと引き上げられている。これに伴いCPUの温度も
70℃前後に上昇しているが、CPUの許容する最高温度まではまだ約30℃の余裕がある。
ちなみに「CINEBENCH R23」のスコアを確認してみたところ、標準設定とPL1/PL2=125W設定では、シングルコアテストは変わらなかったが、マルチコアテストは17,920pts→22,820ptsへ約27%向上した。
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標準設定の「CINEBENCH R23」の結果
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PL1/PL2=125W設定の「CINEBENCH R23」の結果
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Core i7-13700:PL1/PL2=125W設定時のファン回転数と騒音値をチェック

続いて高負荷時のファン回転数を確認すると、いずれのテストでも公称最高値の
1,850rpm前後、騒音値も
43dBA前後まで上昇している。ただし、ファンのサイズが120mmと大きく、高周波の成分が少ないことから、数値ほど耳障りに感じることはなかった。