続いて、「AN600」の公称最大TDP180Wに合わせてPL1/PL2=180Wに設定した状態でも計測を進めていこう。
まず「OCCT 12.1.7」の結果から確認をすると、突発的に100℃前後まで温度が上がることはあるものの、おおむね90℃前後で推移しており、冷却性能にはまだ若干余裕がある。
続いて「CINEBENCH R23」の結果を確認するとCPU温度は95~97℃まで上昇した。とはいえ、サーマルスロットリングによるPackage Powerやクロックの低下は見られず、「AN600」の冷却性能は公称通りTDP180Wで間違いないだろう。
ちなみに「CINEBENCH R23」実行時のCPUクロックはPコアが約4,700MHz、Eコアが約3,600MHzでマルチコアテストは標準設定の17,920pts→24,792ptsへ約38%向上した。
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| 標準設定の「CINEBENCH R23」の結果 |
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| PL1/PL2=180W設定の「CINEBENCH R23」の結果 |
高負荷時のファン回転数やファンのノイズはいずれのテストでもPL1/PL2=125W設定と同じ結果になった。