続いてPC COOLER(CPS)「DE360」を実際のPCに組み込み、冷却性能をチェックしていこう。テスト用CPUは第14世代Intel CoreプロセッサのCore i7-14700KとCore i9-14900Kで、マザーボードにはIntel Z790チップセットを採用するASRock「Z790 NOVA WiFi」を用意した。またストレステストは「OCCT 12.1.10：CPU：データセット大」と「CINEBENCH 2024：30 minutes(Test Stability)」の2種類を使用し、CPU温度はCPU Packageの数値を、騒音値はデータログ機能を備えた騒音計アズワン「TM-103」をオールインワン型水冷ユニットから30cmの距離に設置して計測を行った。
|
|
| Core i7-14700Kの「CPU-Z 2.08.0」の結果。Processor Base Powerは125W、Maximum Turbo Powerは253Wで、20コア、28スレッドに対応する | Core i9-14900Kの「CPU-Z 2.08.0」の結果。Processor Base Powerが125W、Maximum Turbo Powerが253Wで、24コア、32スレッドに対応する |
|
| Long Duration Power Limit（PL1）とShort Duration Power Limit（PL2）の設定はいずれも手動で変更した |
まずはCore i7-14700KのPL1/PL2をProcessor Base Powerの125Wに設定した場合の冷却性能を確認していこう。
「OCCT 12.1.10」の結果を確認すると、Package Powerが125Wに制限されているため、動作クロックはPコアが4.6～4.7GHz、Eコアが3.8～3.9GHzまでしか上がらず、CPU温度は58℃前後、最高温度も65℃で頭打ちになった。また「CINEBENCH 2024」でも動作クロックはPコアが4.4～4.6GHz、Eコアが3.7～4.0GHz、CPU温度も60℃前後、最高温度も72℃で、完全に発熱を抑え込むことができている。
