エントリー層のニーズを狙い撃つRAPID IPS採用のゲーミング液晶
今回主役として取り上げる
「G244PF E2」は、
1,920×1,080ドットのフルHD解像度に対応する23.8型サイズのゲーミング液晶ディスプレイだ。最も標準的な画面サイズでありつつ、解像度もValveによる
「Steamハードウェア&ソフトウェア 調査(December 2023)」で実に59.58%のゲーマーがプレイしているとの結果が出たフルHDという、まさに“ゲーミング標準”ドンピシャを目がけて投入された製品と言える。
ちなみにビックカメラグループ専売モデルとして発売されており、価格は
2万円台(税込27,800円)とかなりリーズナブル。それでいて
RAPID IPSパネルを採用しているため、
リフレッシュレート180Hzかつ
応答速度1ms(GTG)という、クラス最高レベルの高速描画に対応している。つまるところ、エントリー~ミドルクラスのゲーマーが求める要素をガッチリとカバーした、注目のお買い得モデルというわけだ。
その他の基本仕様は、最大輝度300cd/㎡、コントラスト比1,000:1、視野角水平垂直178°など。最大表示色はゲーミング液晶として一般的な約1,677万色で、sRGBカバー率93%およびDCI-P3カバー率88%の広色域表示に対応している。このあたりもまた、高速描画とIPSらしい鮮やかな発色を両立させるRAPID IPSパネルのメリットだろう。
また、臨場感を損なうことなく暗いシーンの視認性を劇的に向上させる
「ナイトビジョン」のような、ゲーミング向け機能を搭載。さらに黒フレームを挿入して残像感を軽減する
「アンチモーションブラー」、TÜV Rheinland認定を取得した
「アンチフリッカー」および
「ブルーライトカット」といったアイケア機能も備えている。
入力インターフェイスはDisplayPort 1.2a×1とHDMI 2.0b×2の3系統。どちらのポートも最大180Hzをサポートすることから、PCだけでなくコンシューマゲーム機を接続した場合でも1,080p/120Hzの滑らかなプレイを楽しむことが可能だ。
そのほか、リーズナブルなエントリー~ミドル向け製品ながらスタンドの可動域が広い点もトピック。
ピボット・スイベル・チルト・高さ調節が可能な多機能スタンドを標準装備、画面の自由な位置決めをサポートしてくれる。