続いて「NH-D9L chromax.black」の冷却性能をチェックしていこう。ファンの厚さが15mmから25mmに、ヒートシンクも薄型タイプからツインタワーに変更されたことで冷却性能にはどの程度違いが出てくるのであろうか。なおテスト条件は「NH-L9x65 chromax.black」と全く同じにして検証を行っている。
やはりPackage Powerが230W前後まで上昇するテスト開始直後はCPU温度も跳ね上がるが、PL1に移行したあとはいずれのテストでも55℃前後に抑えられている。動作クロックもPコアが3.2GHz前後、Eコアが2.6GHz前後で、PL1=65W/PL2=219Wの設定であれば挙動は「NH-L9x65 chromax.black」とほぼ同じだった。