Team「T-FORCE Z540」のパフォーマンス検証
ここからはTeam「T-FORCE Z540」の2TBモデルを実際にPCに搭載して、そのパフォーマンスをチェックしていこう。テスト用のCPUはRyzen 9 7950X、マザーボードにはAMD X670Eチップセットを採用するASRock「X670E Taichi」を用意した。またベンチマークソフトは「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」「CrystalDiskMark 8.0.4」「3DMark」「PCMark 10」「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレベンチマーク」「ATTO Disk Benchmark 4.01」を使用し、OS、ドライバ、ベンチマークテストをインストールしたシステム用SSDは別途用意している。
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「TM8FF1002T0C129」の「CrystalDiskInfo 9.2.3」の結果。バスインターフェイスはPCI Express 5.0(x4)で、NVM Express 2.0規格をサポートする
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「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」で基本性能をチェック
まずは「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」を使い、基本的なパフォーマンスとシーケンシャルアクセスの圧縮率の影響を確認していこう。
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AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:総合ベンチマーク
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AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:Compression-Benchmark
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「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」は、公称値に比べるとスコアが低めに出るベンチマークだが、「総合ベンチマーク」のシーケンシャルアクセスは読込・書込とも9,000MB/s台、ランダムアクセスも読込が約3,202MB/s、書込が約5,788MB/sと非常に高速だ。総合スコアも13,000ポイントを大きく上回り、最高でも10,000ポイント前後で頭打ちになるPCI Express 4.0(x4)接続のSSDとは一線を画す性能を発揮する。
そして圧縮率の影響を確認できる「Compression-Benchmark」のグラフは、読込・書込ともほぼフラットに推移しており、シーケンシャルアクセスについては圧縮率の影響は無いようだ。
「CrystalDiskMark 8.0.4」で圧縮率の影響をチェック
続いて「CrystalDiskMark 8.0.4」でも圧縮率の影響を確認していこう。計測はデータサイズを1GiBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と、圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」の2種類を選択して計測を行った。
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デフォルト (ランダム)
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All 0×00 (0Fill)
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先ほど「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:Compression-Benchmark」で確認したシーケンシャルアクセスはもちろん、ランダムアクセスについても明確な違いはなく、Team「T-FORCE Z540」は圧縮率の影響を受けないSSDと考えていいだろう。そこで、以降のテストは「デフォルト (ランダム)」のみに絞って行うことにした。