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CFD「SFT4000G」シリーズ「CSSD-M2L2KSFT4KG」(2TB)
実勢売価税込16,000円前後(2024年3月発売)
製品情報(CFD販売株式会社)
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2つのモードを切り替えて使用できるPCIe 4.0対応エントリーSSD
今回の主役である
「SFT4000G」シリーズは、PCI Express 4.0(x4)接続に対応するエントリークラスのNVMe M.2 SSDだ。コントローラは、以前詳細検証をお届けした
「RGAX」シリーズや
「MGAX」シリーズと同じ
Realtek製で、NANDフラッシュには3D TLC NANDフラッシュ
「BiCS5」を採用する。
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蟹のマークでおなじみのRealtek製コントローラを採用する
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また
「CFD SFT4000e SMART Tool」(ダウンロード提供)と呼ばれる専用ツールが用意され、
「Standard Mode」(初期設定)と
「Game Mode」の2種類のモードをシームレスに切り替えることができるのも特徴。「Game Mode」を選択することで、「Standard Mode」から約20%パフォーマンスを引き上げることができるというが、その効果については後半のテストセッションで明らかにしていこう。
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「CFD SFT4000e SMART Tool」では、モードの切替のほかSSDのステータスなども確認できる。なおキャッシュメモリはHMB(Host Memory Buffer)を使用し、割り当て容量は64MBだった
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容量は1TB、2TB、4TBの3モデル展開で、公称転送速度はシーケンシャル読込最高4,400MB/s、書込最高3,800MB/s、ランダム読込最高470,000 IOPS(1TBモデルは290,000 IOPS)、書込最高510,000 IOPS。エントリークラスのPCI Express 4.0(x4)SSDとしては標準的なパフォーマンスで、PlayStation 5での動作も謳われている。ちなみにPCで「Game Mode」に設定しておけば、PlayStation 5でも設定は維持されるという。
さらに製品には銅箔と⾼熱伝導炭素原⼦「グラフェン素材」を貼り合わせた、シートタイプの極薄ヒートシンクを標準装備。マザーボードの標準ヒートシンクや別売りのヒートシンクを併用することで、コントローラやNANDフラッシュから発生した熱を素早く移動して、冷却性能を改善することができる。
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厚さ1mm以下という極薄のヒートシンクを標準装備。非常に高い熱伝導性を備え、コントローラやNANDフラッシュから発生した熱を素早く移動できる
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その他、書込耐久性を向上するとともに、データロス/エラーを抑える
「Raid 2.0テクノロジー」や、Realtek独自のエラー訂正機能
「Realtek Advanced LDPC ECC」、NANDフラッシュのメモリセルの劣化を抑える
「Advanced Wear Leveling」、データの信頼性を高める
「Bad Block Management」などの機能を搭載する。
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ブラックを基調に製品画像が大きくデザインされたパッケージ。SSD本体はプラスチック製の緩衝材に保護された状態で収納されていた
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本体サイズは幅22mm、奥行き80mm、厚さ3.5mm、重量8~11g。書込耐久性は1TBモデルが220TBW、2TBが440TBW、4TBが800TBW、MTBFは200万時間で、製品には3年保証が提供される。