PL1=125W/PL2=253W設定時の冷却性能をチェック

まずは、Core i9-14900Kの定格であるProcessor Base Power(以降:PBP)=125W、Maximum Turbo Power(以降:MTP)=253Wに合わせて、PL1=125W/PL2=253W設定時の冷却性能を確認していこう。

いずれのテストでもPackage Powerが253Wまで上昇する冒頭約1分間は、CPU温度が
80℃を超えるものの、Package Powerが125Wに低下したあとは
55°前後まで低下し、冷却性能は完全に飽和している。またL.N.A使用時でも平均温度の差は
1℃未満で、全く影響がなかった。
PL1=125W/PL2=253W設定時のファン回転数と騒音値をチェック

続いてファンの回転数を確認すると、PL1=253W動作になる冒頭の約1分間はL.N.A未使用時が約1,500rpmまで上昇するのに対して、L.N.A使用時は約1,150rpmで明確な差がついた。ただし、PL1=125Wに移行したあとはマザーボードのファンコントロール機能により、いずれも
900rpm前後で動作する。またノイズレベルは
32dBA前後で、バラック状態でのテストでも風切音はほとんど聞こえてこなかった。