正直「NH-D15 G2」には負荷が軽すぎる印象だったPBP(125W)動作。続いてPL1とPL2をいずれもCore i5-14600KのMTPである181Wに設定した状態で検証を進めていこう。
Package Powerは125Wから181Wへとしっかり上昇していることもあり、PL1=125W/PL2=253W設定時に比べると、いずれのテストでもCPU温度は10℃強上昇している。とは言え、突発的に温度が上昇するスパイク値でも80℃を超えることはなく、冷却性能にはまだ十分に余力が残されている。そしてL.N.A使用時の結果を確認すると、L.N.A未使用時に比べて平均温度の差は約1℃しかなく、冷却性能への影響はほとんどない。
|
| PL1=125W/PL2=253W設定時の「Cinebench 2024」スコア |
|
| PL1/PL2=181W設定時の「Cinebench 2024」スコア |
L.N.A未使用時のファン回転数はおおよそ1,300~1,400rpmなのに対して、L.N.A使用時は1,150rpm前後にとどまる。ノイズレベルもL.N.A未使用時は40dBAを超える事がある一方、L.N.A使用時は37dBA前後までしか上がらず、聞こえてくる風切音も確実に静かになっていた。