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GIGABYTE「B850 AORUS ELITE WIFI7 ICE」 市場想定売価税込39,800円(2025年1月7日発売)
製品情報(GIGABYTE)
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Socket AM5の最新ミドルレンジチップセットAMD B850
まずは今回の主役である「B850 AORUS ELITE WIFI7 ICE」に採用されているSocket AM5向け最新チップセット「AMD B850」について簡単に紹介しておこう。昨年9月30日に解禁されたAMD X870の下位に位置づけられるミドルレンジモデルで、最大の特徴であった帯域幅40GbpsのUSB4は標準装備からオプションへと変更されている。
またPCI Express 5.0についてもSSD向けのx4レーンのみ標準装備。グラフィックスカード用のx16レーンは基本的にPCI Express 4.0までの対応になり、PCI Express 5.0についてはオプション扱いになっている。一方で、PCI Expressレーンの総数や、USBポートの最大数、SATAポートの最大数についてはAMD X870と全く同じだ。
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Socket AM5に対応するミドルレンジチップセットAMD B850。上位モデルであるAMD X870との違いは、基本的にUSB4の有無と考えていいだろう
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さらにCPUのPCI Expressレーン分割や、CPUのオーバークロック、メモリのオーバークロックもサポートしており、機能面ではAMD X870チップセットとほとんど違いはない。
オールホワイトカラーのAMD B850採用ゲーミングマザーボード
そんなAMD B850チップセットを採用するゲーミングマザーボードが今回の主役である
「B850 AORUS ELITE WIFI7 ICE」だ。以前詳細検証をお届けした
「X870 AORUS ELITE WIFI7 ICE」の弟分にあたる製品で、基板やヒートシンクだけでなく、各種スロットやコネクタまでホワイトカラーの統一されたデザインを継承している。
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CPUクーラー用のリテンションやソケットカバーももちろんホワイトカラーで統一されている
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電源回路はDrMOSによる
14+2+2フェーズ構成で、「X870 AORUS ELITE WIFI7 ICE」に比べるとVcore用のフェーズ数が2フェーズ削減されているものの、このクラスの製品としてはかなり充実した構成。冷却フィンやヒートパイプを備えた大型のヒートシンクを搭載するなど、冷却面にも抜かりはない。
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グラフィックスカード用のx16スロットはPCI Express 5.0に対応。またPCI Express 5.0(x4)接続のM.2スロットも用意されている
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また拡張面を確認するとUSB4は省略されているが、M.2スロットはもちろん、AMD B850チップセットではオプション扱いのグラフィックスカード用スロットもPCI Express 5.0に対応。ネットワークも
2.5ギガビット有線LANに加えて、最新規格の
Wi-Fi 7無線LAN機能をサポートしており、USB4さえ不要であれば不満が出ることはないだろう。
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マザーボードと同じくホワイトを基調にAORUSロゴが大きくデザインされたパッケージ。裏面には製品の特徴や簡易的なスペックが記載されている
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さらにボタン押すだけでラッチを解除できる
「PCIe EZ-Latch Plus」、着脱が簡単にできるWi-Fiアンテナ
「WIFI EZ-Plug」、M.2 SSDやM.2 SSDヒートシンクのツールレス着脱機構
「M.2 EZ-Latch Plus」「M.2 EZ-Latch Click」といった、今流行りの利便性を追求した機能も網羅されている。