各種ベンチマークで「INNO3D GeForce RTX 5070 TWIN X2」の性能をチェック
ここからは、「INNO3D GeForce RTX 5070 TWIN X2」を実際にマシンに組み込んでの実動テストを進めていく。検証用のシステムには、CPUに16コア/32スレッドのハイエンドモデルRyzen 9 9950X、DDR5 32GBメモリを搭載した環境を用意。各種ベンチマークやゲームにてパフォーマンスをチェックしていこう。
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「INNO3D GeForce RTX 5070 TWIN X2」のブーストクロックは公称2,512GHzだが、フルロード時には最大2,865MHzまでクロックが上昇していた
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Power Limitの数値は変更なし、TGPもリファレンス通りの値に設定されていた
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ベンチマークテスト:3DMark Speed Way
まず最初は定番3Dベンチマークテスト「3DMark」から、DirectX 12 Ultimateに対応した「Speed Way」を実行する。
ベンチマーク中のフレームレートがそのままスコアになるテストのため、57fpsをマークしていたことになる。レイトレーシングやメッシュシェーダー、可変レートシェーディングなどの最新技術を用いた総合力が試されるヘビーなテストながら、一般的なディスプレイの性能をフルに発揮できる60fpsは目前。最新の重量級タイトルでも快適な動作が期待できそうだ。
ベンチマークテスト:3DMark Steel Nomad
続いては同じく「3DMark」から、DirectX 12(DirectX 12 Future Level 12)に対応する4Kテストの「Steel Nomad」を実行。先ほどの「Speed Way」とは異なり、レイトレーシングを使用しない最新環境を想定したテストだ。
ベンチマーク中のフレームレートはスコアそのまま49.32fps。さすがに4K解像度のテストとあって、ゲームのマルチプレイで快適さの基準とされる60fpsには届かない。重量級の最新タイトルをプレイする場合は解像度をWQHDに落とすか、DLSSの併用が必要になるだろう。
ベンチマークテスト:3DMark Time Spy
次は「3DMark」におけるDirectX 12(DirectX 12 Future Level 11)対応テストの「Time Spy」を実行。WQHD解像度の「Time Spy」と4K解像度の「Time Spy Extreme」の両方のテストプリセットを動作させ、その結果を見ていこう。
WQHDの無印テストは総合スコアが20,000オーバー、ベンチマーク中のフレームレートも140fps以上に達していた。4KテストのExtremeでもフレームレートが65fps前後をマークしており、WQHD環境では超快適、タイトル次第では4Kプレイも狙えるといったポテンシャルを備えている。