ベンチマークテスト:モンスターハンターワイルズ
ゲーム系検証の最後は、人気ハンティングアクションの最新作「モンスターハンターワイルズ」の公式ベンチマークテストを動かしてみよう。グラフィックスプリセットは「ウルトラ」でレイトレーシングは「高」、フレーム生成を有効化。解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンで計測している。
レイトレーシングありのヘビーな設定ながら、フルHD環境で“非常に快適”を満たすスコア20000をクリア。WQHDもそれに迫るスコアを叩き出しており、平均フレームレートも110fpsオーバーと高水準だ。4Kも“快適”を満たす水準のスコアで、平均フレームレートも80fpsをマーク。基本的にどの解像度でも問題なくプレイ可能なパフォーマンスを備えている。
スリムなデュアルファンクーラーの冷却性能
2スロット厚に収められたクーラーの冷却性能について、ストレステスト実行時の挙動をチェックしておこう。なお、検証には3DMarkの「Steel Nomad Stress Test」を使用している。
スリム設計のクーラーながら、GPU温度は最大でも73℃、メモリ温度も最大70℃に抑えられていた。2つのファンは回転率約70%の約2,300rpmで動作しており、まだ余裕を残している。騒音もほぼ気にならないレベルで、静音性を意識しつつGPUを適切に冷却できているようだ。
クーラー性能に不足なし、扱いやすさバッチリなRTX 5070グラフィックス
GeForce RTX 5070グラフィックスカードを求めるユーザーには、扱いやすい2スロット仕様を求める層は少なくないはず。「INNO3D GeForce RTX 5070 TWIN X2」の搭載するデュアルファンクーラーは、スリムながら決して非力ではなく、GPUを冷やし切れる十分な冷却性能を備えていた。
INNO3Dが想定しているスモールフォームファクタ、コンパクトマシンにとってピッタリな相棒になってくれそうだ。
協力:株式会社エルザジャパン