ベンチマークテスト:ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー
ここからは実ゲームタイトルを使って確認していこう。まずは定番オンラインRPG「ファイナルファンタジーXIV」の公式ベンチマークとなる「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」を実行しよう。グラフィックス設定は「最高品質」で、解像度は2,560×1,600ドットを選んでいる。
スコアは、“非常に快適”となる15,000を超え、テスト中の平均フレームレートも122fpsという余裕のあるスコアになっていた。定番のオンラインRPGを、美しいOLEDパネル、最高のグラフィックで楽しむことができる。
ベンチマークテスト:モンスターハンターワイルズ
続けて「Monster Hunter:Wilds」の公式ベンチマークで確認していこう。グラフィックス設定はプリセット「ウルトラ」に、アップスケーリングを「NVIDIA DLSS」、フレーム生成「ON」、レイトレーシング「高」に設定。DLSSのモードは「NVIDIA DLAA」と「バランス」で計測を行った。解像度は2,560×1,600ドットだ。
16GBのVRAMを必要とする高解像度テクスチャを使用したうえ、レイトレーシングも効かせた高負荷設定だが、2,560×1,600ドットのネイティブ解像度となるNVIDIA DLAAでも、フレームレートは60fpsを大きく超えている。その差は大きくはないが、GeForce RTX 4090 Laptop GPUを超えるパフォーマンスを発揮するのは間違いない。
また、6月30日に配信される無料タイトルアップデート第2弾では、NVIDIA DLSS 4に対応。マルチフレーム生成に加え、用いられるモデルも従来のCNNモデルから、Transformerモデルに刷新され、フレームレートと画質品質の両面のアップデートが行われている。アップデートを適用した実ゲームでは、高グラフィックを維持したまま、さらなるフレームレート向上を実現できる。
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アップデート適用後のグラフィックス設定画面。GeForce RTX 50シリーズのみで使える、マルチフレーム生成への対応などを確認できる
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ベンチマークテスト:Cyberpunk 2077:Phantom Liberty
ここからは、GeForce RTX 50シリーズで対応したNVIDIA DLSS 4のマルチフレーム生成に対応するゲームタイトルで、そのパフォーマンスを確認していこう。
まずはアクションRPG「Cyberpunk 2077:Phantom Liberty」のゲーム内ベンチマークを実行していく。グラフィックス設定はプリセットで「レイトレーシング:オーバードライブ」を選び、「解像度スケーリング」は「NVIDIA DLSS Super Resolution」を選び、同プリセットはDLSS 4で導入された「トランスフォーマーモデル」(Transformer)に設定した。「DLSS Super Resolution」は「NVIDIA DLAA」と「バランス」、「DLSS Multi Frame Generation」は「2×」と「4×」を切り替えて計測を行った。
ノートPC向けとは言え、GeForce RTX 50シリーズの恩恵をしっかりと甘受できるGeForce RTX 5090 Laptop GPU。従来のフレーム生成となる「2×」においては、2,560×1,600ドットのネイティブ解像度でレンダリングされる「NVIDIA DLAA」で、60fpsを下回ってしまうが、マルチフレーム生成「4×」を使うことで、最小フレームレートを含めて60fpsを超えが可能だ。さらにアップスケーリングの品質を「バランス」にすることで、ヘビーなグラフィックス設定で、100fpsを大幅に超えるフレームレートでのプレイが可能になっている。