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Western Digital「WD Blue 12TB」(型番:WD120EAGZ)
実勢売価税込34,000円前後(2025年5月発売)
製品情報(Western Digital)
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Western Digital「WD Blue」から初の10TB超モデル登場
言わずと知れた老舗HDDメーカーであるWestern Digital。その中核を担う
「WD」シリーズには、使用する用途に合わせてデータセンター向け「WD Gold」、監視システムやAIレコーダー向け「WD Purple/Purple Pro」、NAS向け「WD Red Plus/Red Pro」、ゲーマー向け「WD Black」、デスクトップPC/オールインワンPC向け「WD Blue」の5色のカラーに色分けされたラインナップが用意されている。
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Western Digital「WD」シリーズには、用途に合わせて色分けされた5種類のラインナップ。ちなみに「WD Blue」はBTOで採用されることも多いため、知らないうちに使っていたということもあるだろう
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その中でも特に「WD Blue」は、個人ユーザー向けのデータ用ドライブとして1、2を争う人気モデルだが、「WD」シリーズの中では唯一最大容量が8TBに制限されていた。そんな「WD Blue」に待望とも言える大容量モデル
「WD100EAGZ」(10TB)と
「WD120EAGZ」(12TB)が登場。今年5月より国内販売がスタートした。
インターフェイスは従来モデルと同じSATA 3.0だが、回転数は5,400/5,640rpmから7,200rpmへと高速化。さらにDRAMキャッシュ容量はこれまでの最大256MBから512MBに倍増し、転送速度も最大215MB/sから260MB/sへと引き上げられている。大容量化に加えて、転送速度も高速化されたことで、大量の画像データや動画データを保存(もしくはバックアップ)するような用途に最適だ。
またこれまで10TBを超えるHDDは、データセンター向けやNAS向けなど用途が特殊な製品が中心のため高価だった。しかし、今回追加された製品は「WD100EAGZ」が税込32,000円前後、「WD120EAGZ」が税込34,000円前後と安価なのも特徴。特に「WD120EAGZ」は既存の「WD Blue」と容量単価もほぼ同じで「大容量ストレージを安価に導入したいというニーズにしっかりと応えてくれる」とショップ店員からの評価も高い。
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「WD Blue」初の10TB超えになる「WD100EAGZ」と「WD120EAGZ」。容量以外のスペックは全く同じ
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これまでの10TB/12TBモデルに比べると安価。ちなみに容量単価も「WD Blue」の6TBや8TBと大きく変わらない(2025年7月現在)
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その他スペックを簡単に確認しておくと、書込方式は信頼性に優れ、速度も高速なCMR(Conventional Magnetic Recording)方式で、消費電力はアクセス時が8.8W、アイドル時が6.1W、スタンバイ/スリープ時が0.3W、ロード・アンロードサイクルは300,000、外形寸法は幅101.6mm、奥行き147mm、高さ26.1mmで、重量は750g。製品保証は2年間で、ストレージ用ユーティリティ
「Western Digital Kitfox」や
「Acronis True Image for Western Digital」がダウンロード提供される。