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MSI「MAG 322URDF E16」 実勢売価税込99,800円(2025年7月現在)
製品情報(MSI)
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デュアルモード対応ゲーミング液晶ディスプレイの利点とは?
ここ最近のゲーミング液晶ディスプレイ市場においてトレンドとなっているのが、ゲームのジャンルに応じて解像度とリフレッシュレートを切り替えできる「デュアルモード」だ。今回取り上げる「MAG 322URDF E16」も、4Kモード(160Hz)とフルHDモード(320Hz)を切り替えできる「デュアルモード」搭載を最大の特徴とする。
4Kモード(160Hz)は、映像を忠実に再現できる高解像度のため、動画視聴やオープンワールド系をはじめとした映像美も楽しむRPG系ゲームに最適。リフレッシュレートも160Hzと決して低くはないため、美しい映像と滑らかな動きを体感できる。一方のフルHDモード(320Hz)のトピックは、なんといっても320Hzという高速リフレッシュレートにつきる。FPSやTPSといった激しい動きと一瞬の判断が求められるタイトルで威力を発揮する。
具体例を挙げるなら、「レインボーシックス シージ エックス」や「VALORANT」といったFPSはフルHDモード(320Hz)、「ファイナルファンタジーXIV」や「モンスターハンターワイルズ」、「DEATH STRANDING 2」(PS5)といった(アクションアドベンチャーを含む)RPGは4Kモード(160Hz)といった使い分けが可能で、ゲームジャンルを問わず最適な解像度とリフレッシュレートでプレイできるというわけだ。
ゲーム関連の機能では、通常の31.5型から画面サイズを24.5型モードと27型モードに変更できる「ディスプレイサイズエミュレート機能」をサポートしている点にも触れておこう。迫力ある映像を求めるときは31.5型、ミリ秒単位での反応が求められるような競技性の高いタイトルでは、より画面に集中しやすい27型や24.5型といった使い分けができる。
そもそもゲーミング液晶ディスプレイとしてのスペックが高い「MAG 322URDF E16」は、MSI製ゲーミング液晶ディスプレイでは定番のRAPID IPSパネルを搭載。一般的なIPSパネルより駆動速度を4倍に高めたもので、それによりeスポーツプロ選手たちの多くが愛用する液晶ディスプレイと同等の応答速度0.5ms(GTG、最小値)を実現した。
そのほか映像の明るいシーンと暗いシーンどちらの階調も犠牲にすることなくリアルな表現が可能な「DisplayHDR 400」に準拠。対応のグラフィックスカードと組み合わせて使用することによりゲームプレイのストレスとなるカクつきやティアリング現象を抑えたらかな表示が可能な「Adaptive Sync」、画面のチラつきを抑え長時間の使用でも疲労を軽減する「アンチフリッカー機能」、露出を抑えながら暗部を持ち上げ視認性を高める「ナイトビジョン」、表示しているシーンに合わせて自動的に明るさ・コントラスト・彩度を調整する「AI Vision」、ブルーライトを低減する「ブルーライトカット機能」を備える。
輝度は400cd/㎡で、最大表示色約10億7,300万色、一般的なデジタルデバイスで採用される色域sRGBは100%、より広色域なAdobeRGBは93%、デジタルシネマ向けのDCI-P3は99%をサポートしており、ゲーマーだけでなくクリエイターニーズにも応えるスペックとなっている。なお、インターフェイスはHDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4a×1、USB 2.0 Type-A(USBハブ)×2、USB 2.0 Type-B(PC接続用)×1、ヘッドホン出力×1を備えているため、 PCのほかコンシューマゲーム機を2台同時に接続して利用可能だ。なお、本機は店頭販売されていないAmazon専売モデルのため、持ち帰りの苦労を心配する必要はない。