チップセットによる違いを確認
ここからは本題であるSSDの選び方について紹介する。現在コンシューマ向けプラットフォームには、AMD Socket AM5/AM4とIntel LGA1851/1700の4種類があるが、PCI Express 4.0(x4)についてはほぼすべてのチップセットがサポートしているため問題ない。ただし、PCI Express 5.0(x4)については非対応のものも多く、そういったマザーボードでは「WD_BLACK SN8100」を搭載してもその性能を最大限に発揮することはできない。
Socket AM5マザーボードの場合
まずはAMDのSocket AM5プラットフォームから確認をしていこう。最新チップセットAMD 800シリーズには、デスクトップPC向けにAMD X870E/X870/B850/B840の4種類がラインナップしているが、この中でPCI Express 5.0(x4)に非対応なのはAMD B840のみ。AMD B850以上のチップセットを採用するマザーボードなら、基本的にはPCI Express 5.0(x4)に対応したM.2スロットが用意されている。さらにほぼすべての製品にM.2ヒートシンクが標準装備されているため、発熱も控えめな「WD_BLACK SN8100」であればその性能を存分に発揮できるだろう。
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最上位のAMD X870E(左)はもちろん、メインストリーム向けのAMD B850(右)でもPCI Express 5.0(x4)に対応する
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特にAMD X870E/X870チップセットのマザーボードでは、PCI Express 5.0(x4)対応SSDの搭載を想定して大型のヒートシンクを搭載しているものが多い
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旧チップセットであるAMD 600シリーズはやや事情が複雑だ。AMD X670E/X670/B650E/B650/A620の5種類のうち、基本的にPCI Express 5.0に対応するのはAMD X670E/X670/B650Eのみ。ただし、AMD B650はPCI Express 5.0(x4)のM.2スロットがオプション扱いで、メーカー独自に対応した製品があるためNVMe M.2 SSDを購入する場合には必ず仕様を確認しておこう。なおAMD A620についてはPCI Express 4.0までの対応になるため自動的に「WD_BLACK SN7100」を選択することになる。
Socket AM4マザーボードの場合
未だに使用している人も多いであろうSocket AM4プラットフォームだが、残念ながらPCI Express 5.0(x4)には非対応のため「WD_BLACK SN8100」を選択するメリットはほぼない。またPCI Express 4.0(x4)に対応するチップセットもAMD X570/B550のみ。AMD 500シリーズでもエントリークラスのAMD A520や、AMD 400/300シリーズではいずれもPCI Express 3.0までの対応になるため最大転送速度は3,000MB/s強に制限されてしまう。とは言え、すでにPCI Express 3.0(x4)対応M.2 SSDの選択肢が少なく、価格差も小さいことから「WD_BLACK SN7100」を選択するのはありだろう。