Ryzen 9 9950X3Dで冷却性能をチェック
ここからは、「TF3-360SCB Black」をPCに搭載して、冷却性能を確認していこう。今回はTDPが200W前後まで上昇するRyzen 9000シリーズのフラッグシップモデルとなる「Ryzen 9 9950X3D」を選択。マザーボードはAMD X870チップセットを搭載するASRock「X870 Steel Legend WiFi」で、ストレステストには「OCCT 15.0.13:CPU」と「Cinebench 2026:30 minutes(Test Stability)」を使用した。テスト実行中のCPU温度やファン回転数は「HWiNFO64 Pro」でモニタリングし、騒音値はPCケースのサイドガラスパネルから30cmの距離で計測している。
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最大5.7GHzで動作する16コア/32スレッドCPUのRyzen 9 9950X3Dなどでテストを実行した
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両ストレステストはブースト機能でPackage Powerは190W台での推移となっているが、CPUの平均温度は「OCCT 15.0.13」が約67.7℃、「Cinebench 2026」が約65.1℃と余裕のある温度に抑え込んでいる。テスト時の室温が20℃前後という点も影響しているが、「TF3-360SC」は十分な冷却性能を持っていると言えるだろう。
騒音値についても確認しておこう。ファン回転数は「OCCT 15.0.13」が最大で1,895rpmまで上昇したためか、PCケースに組み込んだ状態でも45.2dBAとファン風切り音がやや気になるレベル。「Cinebench 2026」実行時は、多少風切り音を抑えられたが、回転数は1,500rpm台で推移していたため、40dBAを超えていた。ミドルクラスの8コア/16スレッドのRyzen 7などでは、ファン回転数を調節することで高負荷時も動作音が気になることはないだろう。
個性的な視覚効果と十分な冷却性を備えたAIO水冷
国内初登場となったJONSBOのオールインワン型水冷ユニットの「TF3-360SC」だが、一番の特徴である4基のディスプレイによる個性的なビジュアルは、特に魅せるPCにはうってつけのギミックだ。さらに、十分な冷却性能を備えるため、CPU次第では静音動作も狙える。
専用アプリではハードウェアモニタが表示されない、背景カスタマイズ時の映像を回転できないといった点は気になるが操作性は良好。4基のLCDを自分好みにカスタマイズして楽しんでほしい。
協力:シリアルテックジャパン株式会社