特許技術満載のフラッグシップ、ZALMAN「CNPS20X」
ラウンド形状のヒートシンクが印象的な
「CNPS9x00」シリーズや、正六面体ヒートシンク構造を採用するファンレスモデル
「FX100」など、ユニークなCPUクーラーで多くの自作ユーザーの心を掴んできたZALMAN。
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ZALMAN製CPUクーラーの代名詞とも言える「CNPS9x00」シリーズ。お世話になっていたという人も少なくないだろう
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「自然対流」で、TDP95WまでサポートするファンレスCPUクーラー「FX100」
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親会社の破綻により
思わぬ騒動に巻き込まれたものの、コアメンバーを中心に再建を進め、昨年のCOMPUTEX TAIPEI 2019会期中には、Grand Hyatt Taipeiにて
プライベート内覧会を実施。さらに10月には往年のパートナーであった
株式会社アスクによって、国内取り扱い開始が再開されるなど健在ぶりをアピールしていた。そんな新生ZALMANが“満を持して”世に送り出したのが、今回の主役であるフラッグシップCPUクーラー
「CNPS20X」だ。
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昨年行われたプライベート内覧会にて披露されたサンプル。インペラのカラーなど細部に違いはあるものの、この時点でほぼ完成に近い製品だったことがわかる
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その最大の特徴が、ツインタワー型ヒートシンクに採用される、特許を取得した“波型”(Corrugated)デザインフィン
「4D Stereoscopic Corrugated Fin Design」だ。このフィン形状を採用することで、冷却性能を決める上で最も重要な表面積は、同サイズのヒートシンクに比べて
約15%拡大。また350個におよぶエアフロー通路を形成することで、エアフローの直進性を高める効果も期待できるという。
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パッと見た感じ”段ボール(corrugated board)”を彷彿とさせる波型フィン「4D Stereoscopic Corrugated Fin Design」を採用
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さらに熱抵抗を最小限に抑える特許技術
「Reverse Direct Touch Heatpipe」(RDTH)と、熱移動効率を高める
「Interactive Heatpipe Transfer Design」(IHD)によって実装された6本のヒートパイプや、内部フロー用と外部フロー用のサイズの異なる2種類のインペラを備え、強力かつ直進性のあるエアフローを可能にする
「Dual Blade Impeller」デザインの140mmファンによって冷却性能を向上。そのライバルはずばり空冷最強メーカーNoctuaという自信作だ。
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ZALMAN「CNPS20X」の冷却ファンには、サイズの異なる2種類のインペラを備え、より直進性のあるエアフローが可能になるという
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対応プラットフォームは、Intel LGA2066/2011-v3/2011/115x、AMD Socket AM4/AM3+/AM3/FM2+/FM2で、TDPは最高300Wまで。また冷却ファンには、アドレサブルRGB LEDによるイルミネーションを備え、マザーボードメーカー各社のイルミネーション機能に加え、別売りのコントローラ
「Z-SYNC RGB Controller」による制御にも対応する。
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ブラックを基調にしたパッケージ。サイズは縦236mm、横262mm、奥行き168mmで、CPUクーラーとしてはかなり大柄
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パッケージの裏面には、CPUクーラーのサイズとクリアランスが記載
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ヒートシンク、2基のファン、付属品はそれぞれ小箱に分けられ収納されていた
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ZALMAN「CNPS20X」と同様の技術を採用しながら、シングルタワー・シングルファン構成にした下位モデルZALMAN「CNPS17X」(市場想定売価税込7,480円)も4月3日より販売が開始される
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