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| PCI-Express4.0(×4)対応NVMe M.2 SSDの「CSSD-M2M1TPG4VNZ」を使用 | 「CSSD-M2M1TPG4VNZ」を搭載。アイドル時は22℃と十分冷えている |
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| ヒートシンクをあえて装着しない状態の「CrystalDiskMark 8.0.1」の結果。サーマルスロットリングが発生してパフォーマンスがダウンしている | ヒートシンク装着時の「CrystalDiskMark 8.0.1」の結果 |
テスト環境はバラック状態かつ電源回路やCPU直下のPCI-Express4.0(×4)対応M.2スロットへのエアフローが最低限になるオールインワン水冷CPUクーラーなこともあり、ヒートシンク非装着状態ではあっという間に60℃台後半まで温度が上昇。「PG4VNZ」シリーズはサーマルスロットリングのしきい値が65~70℃とかなり低めなため、負荷テスト1回目から速度ダウンが見られた。一方、「M.2 Thermal Guard」を装着すると温度は最高でも55℃に抑え込まれ、安定した転送速度を発揮している。
テストセッションの最後は、Core i9-11900K/11900KFのみで使える最新ブースト機能の「Intel Adaptive Boost Technology」を試していこう。すべてのコアの最大クロックが4.8GHzから5.1GHzまで引き上げられ、大幅なパフォーマンスアップを実現する一方でマザーボードの電源回路や、冷却システムに半端ない負荷がかかる機能になっている。3万円台前半のメインストリーム向けマザーボードの「Z590 AORUS ELITE AX」で、安定動作させることができるのかチェックだ。
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| 「Intel Adaptive Boost Technology」は、デフォルトの「Auto」から「Enabled」に変更することで有効になる | ABTを有効にすることで、Intelの謳い文句通りにオールコアが5.1GHzまで上昇した |
定格運用時でも高いパフォーマンスを発揮するCore i9-11900Kだが、「Intel Adaptive Boost Technology」を有効にすることでマルチスレッドの最大クロックは5.1GHzまで上昇。「CINEBENCH」系のスコアと、「Blender Benchmark」の処理時間は、定格時から5%程度向上している。当然、クロックに変化のないシングルスレッドのパフォーマンスには影響が見られなかった。