ダイレクト駆動の12+1+2フェーズデジタル電源回路
Intel Z690チップセットマザーボードの中では、エントリーモデルになる「Z690M AORUS ELITE DDR4」だが、電源回路には応答性に優れるダイレクト駆動による
12(Vcore)+1(Vcc GT)+2(Vcc AUX)デジタル回路を搭載する。さらにCPU用の「Vcore」と内蔵GPU用の「Vcc GT」のMOSFETには
「60A Power Stage」を、PCI-Expressやメモリコントローラ用の「Vcc AUX」には
「70A DrMOS」を採用。チョークコイルや固体コンデンサにも厳選した高品質なものを組み合わせるなど、かなり豪華な構成だ。
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CPUソケット左側に8フェーズ、上側に7フェーズの計15フェーズの電源回路を搭載する「Z690M AORUS ELITE DDR4」
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コストパフォーマンスモデルではDrMOSを採用する製品も多い中、「Z690M AORUS ELITE DDR4」では「Vcore」と「Vcc GT」にはより高効率な「Power Stage」を搭載する
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さらにリアインターフェイス部分まで迫り出した大型の
「フルカバーアルミニウムヒートシンク」や、
熱伝導率5W/mkのサーマルパッド、低インピーダンスかつ放熱性にも優れる
2oz銅層を備えた6層PCBなど、電源回路の冷却にもこだわることで、より長時間ブースト機能が働くようになった第12世代Intel Coreプロセッサのパフォーマンスを最大限に発揮できるよう設計されている。
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CPUソケット左側の電源回路にはリアインターフェイス部分まで迫り出す「フルカバーアルミニウムヒートシンク」を実装。またMOSFETだけでなく、フェライトコアチョーク部分にもサーマルパッドが貼り付けられていた
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CPUソケット上側のアルミニウムヒートシンクにもMOSFET用とフェライトコアチョーク用の2種類のサーマルパッドが貼り付けられていた
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電源回路をダイレクト駆動できるデジタルPWMコントローラRenesas「RAA229131」
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補助電源コネクタは8+4pinで、高耐久かつ高い電力量を維持することができる「ソリッドピン」を採用する
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第12世代Intel Coreプロセッサ対応の最新チップセットIntel Z690
「Z690M AORUS ELITE DDR4」が採用するチップセットは、第12世代Intel Coreプロセッサに合わせてリリースされたIntel Z690だ。Intelのチップセットでは初めて、チップセット自体にPCI-Express4.0レーンを備え、CPUとの接続にはこれまでの2倍の帯域幅を誇るDMI4.0x8を採用する。またこれまでの「Z」シリーズと同様、CPUのオーバークロックやPCI-Expressレーンの分割(x16/x4またはx8/x8/x4)に対応する。
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チップセットには2本のプッシュピンで薄型のアルミニウムヒートシンクを実装
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現状では唯一第12世代Intel Coreプロセッサに対応するIntel Z690チップセット。パッケージサイズは28×25mmで、TDPはこれまでのチップセットと同じ6W
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