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GIGABYTE「H610M S2H DDR4」 実勢売価税込12,000円前後(2022年2月発売)
製品情報(GIGABYTE)
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最安クラスのLGA1700マザーボード「H610M S2H DDR4」
x86系CPUでは初となる「ハイブリッド・アーキテクチャ」をはじめ、最新インターフェイスであるPCI-Express5.0、DDR5メモリの対応など、従来から劇的な進化を遂げた第12世代Intel Coreプロセッサ。さらに最新コア
「Golden Cove」を採用したことで、IPCも大幅に向上しており、「ハイブリッド・アーキテクチャ」非対応のローエンドからミドルレンジクラスのCPUでも大幅なパフォーマンスアップが期待できる。
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第12世代Intel Coreプロセッサでは、「Golden Cove」コアを採用することでIPCが大幅に向上している
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特にローエンドのPentiumやCeleronシリーズについては、第11世代Intel Coreプロセッサでスキップされたこともあり、第12世代Intel Coreプロセッサに合わせてサブマシンやビジネス用のPCとして導入を検討しているという人もいるだろう。そんな向きにオススメしたいのが今回の主役であるGIGABYTEのMicroATXマザーボード
「H610M S2H DDR4」だ。
低価格なラインナップが揃うエントリー向けIntel H610チップセットマザーボードの中でも最安クラスの製品で、ヒートシンクのないむき出しのMOSFETやM.2スロット、そしてコンパクトなチップセットヒートシンクなど、コスト削減の影響はたしかにある。
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ヒートシンクはチップセットのみ。さらに最近の主流である一体型のI/Oパネルもなく、全体的にスッキリとした印象だ
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しかし、計8フェーズのデジタル電源回路には「50A Low RDS(On) MOSFET」をはじめ高品質なパーツを採用。さらに最近のマザーボードでは珍しく、HDMI、DisplayPort、DVI、D-Subの4系統のグラフィックス出力を搭載しており、内蔵GPUによるトリプルディスプレイをサポートしている。
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MicroATXマザーボードらしく、コンパクトなパッケージ。外形寸法は実測で幅約270mm、奥行き約55mm、高さ約265mm
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その他、アンカーポイントで強化したPCI-Express4.0(x16)スロットや、音響向けコンデンサ、分離構造を採用するオーディオ回路、硫黄化合物による抵抗の腐食を抑える
「Anti-Sulfur Design」など、品質に関連する部分には抜かりなし。また基板サイズが230x215mmと比較的コンパクトなことから、スリムPCケースのような内部スペースが制限されるPCケースでも余裕を持って搭載できるのも見逃せないメリットだ。