「NITRO+ AMD Radeon RX 7900 XTX Vapor-X 24GB」の実力を各種ベンチマークでチェック
ここからは「NITRO+ AMD Radeon RX 7900 XTX Vapor-X 24GB」を実際にPCに組み込み、気になるパフォーマンスをチェックしていこう。テスト環境にはIntel Core i7-13700KをベースにしたPCを用意し、「BIOS Switch」はオーバークロック設定の「Primary Setting」(デフォルト設定/以降:Primary)と、リファレンス準拠の「Secondary Setting」(以降:Secondary)の2種類を選択している。(検証:土屋 和樹)
|
|
|
「Primary Setting」の「GPU-Z 2.51.0」の結果。ブーストクロックは2,679MHzで、テスト中は3,000MHzに迫るシーンも見られた
|
|
|
|
「Secondary Setting」の「GPU-Z 2.51.0」の結果。ブーストクロックはリファレンスと同じ2,500MHzで、テスト中は最高2,700MHzまで上昇した
|
ベンチマークテスト:3DMark:Port Royal
まずは定番3Dベンチマークテスト「3DMark」のレイトレーシングテスト「Port Royal」の結果から確認していこう。
Radeon RX 6000世代から1.5倍の性能向上を謳う「第2世代レイトレーシングエンジン」を搭載するRadeon RX 7900 XTX。総合スコアは約16,000、フレームレートも70fpsを超え、WQHD解像度までなら多くのゲームでレイトレーシングを有効にしても快適に動作させることができる。またPrimaryではSecondaryから約3%スコアが向上しており、オーバークロックの効果も確実にある。
ベンチマークテスト:3DMark:DirectX Raytracing feature test
シーン全体のレンダリングにレイトレーシングを使用する、より重量級のベンチマーク「DirectX Raytracing feature test」の結果も確認しておこう。
「Port Royal」に比べるとフレームレートは低下しているが、それでも50fpsは超える良好な結果。最近では多くのゲームで超解像技術に対応することから、レイトレーシングも実用的に使うことができるだろう。またPrimaryとSecondaryの比較では「Port Royal」からさらに差が広がり、オーバークロックの影響が大きく出ている。