冷却ファンレイアウト(2):トップファン
- 冷却ファン:120mm/140mm x3基
- ラジエーター:120/140/240/280/360mmサイズ
トップパネルと大判のダストフィルターを外すと、天板の冷却ファン増設スペースが露わになる。この面には120mmまたは140mmファンが最大3基搭載可能。さらにラジエーターは120/140/240/280/360mmサイズが固定できる。
ネジ穴はスリットタイプで、固定位置の微調整に対応。トップパネル自体は2本のネジで固定されているため、冷却ファン増設作業は一旦パネルを取り外した状態で行う事もできるから便利だ。
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ラジエーターの固定を想定し、ネジ穴(スリット)には段差を設け、ダストフィルターにネジの頭が干渉しないよう配慮されている
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トップパネルの冷却ファン増設スペースは、標準装備の30mm厚ファンと物理的に干渉しないよう高さに余裕を持たせている
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冷却ファンレイアウト(3):リアファン
- 冷却ファン:120mm x1基(120mm/30mm厚Storm T3 PWMファン標準)
- ラジエーター:120mmサイズ
背面には標準で120mmファン
「Storm T3 120mm PWM FAN」が搭載されている。こちらもフロントファン同様の30mm厚タイプ。CPUクーラーやVRMなど、熱源付近の常時排熱処理を効率良く行う考えだ。このようにPerformance 1 FTは、追加投資無しでも前面および背面に合計4基の30mm厚冷却ファンを配置し、フレッシュな外気の取り込みと、排出ができるよう、基本的なエアフローは構築済みというワケだ。

なお120mmサイズラジエーターへの換装も可能。最もベーシックなオールインワン型水冷ユニットのマウントにも対応している。なおネジ穴はスリットタイプ。ラジエーターの設置位置の調節もできる。
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Storm T3 120mm PWM FAN:回転数600~2,000rpm、風量69.29CFM、静圧2.49mmH2O、定格電圧DC12V、動作電圧DC6.0~13.8V、定格電流≤0.18A
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冷却ファンレイアウト(4):ボトムカバー天板部
ボトムカバー天板部の通気孔エリアには、120mmファンが3基搭載できるネジ穴がある。Antecの製品サイトにも搭載例があるように、空きスペースを最大限に利用して冷却パフォーマンスを高めようという考えだ。「FLUX」シリーズでは逆回転ファンを搭載するなど積極的な仕掛けだったが、Performance 1 FTはあくまで空きスペースの"有効活用”。増設ファン用ネジは付属せず、全てをユーザーの判断に任せている格好だ。
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グラフィックスカードに直接風を当てるといった使い方を想定。ただし電源ユニットを搭載すると、最も後方の120mmファン搭載スペースの通気孔は塞がれてしまう
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