「RGAX」シリーズのパフォーマンス検証
ここからは各種ベンチマークソフトを使い、パフォーマンスを検証していこう。まずはPCI Express 3.0(x4)接続に対応するCFD「RGAX」シリーズの2TBモデル「CSSD-M2L2TRGAXN」からだ。ベンチマークソフトは「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」「CrystalDiskMark 8.0.4」「3DMark」「PCMark 10」「ATTO Disk Benchmark 4.01」を使い、OS、ドライバ、ベンチマークテストをインストールしたシステム用SSDは別途用意している。
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「RGAX」シリーズ2TBモデル「CSSD-M2L2TRGAXN」の「CrystalDiskInfo 9.0.1」の結果。バスインターフェイスはPCI Express 3.0(x4)/NVM Express 1.4で、S.M.A.R.T.やTRIMに対応する
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「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」で基本性能をチェック
まずは「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」を使い、基本的なパフォーマンスとシーケンシャルアクセスの圧縮率の影響を確認していこう。
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AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:総合ベンチマーク
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AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:Compression-Benchmark
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まず総合ベンチマークの結果を確認すると、シーケンシャルアクセスは読込約2,800MB/s、書込約1,630MB/sで読込についてはPCI Express 3.0(x4)のハイエンドモデルに匹敵するスコアを記録した。また4K-64Thrdのランダムアクセスも読込が約800MB/sec、書込が約945MB/sec、総合スコアも2,910ポイントと良好な結果で、総合的に見てもPCI Express 3.0(x4)SSDのミドルレンジモデル以上のパフォーマンスが期待できる。
また「Compression-Benchmark」の結果を見ると、読込は全領域ほぼフラット、書込は1,600MB/sを中心に若干ブレはあるものの、圧縮率の影響はないことがわかる。
「CrystalDiskMark 8.0.4」で圧縮率の影響をチェック
続いて「CrystalDiskMark 8.0.4」でも圧縮率の影響を確認していこう。計測はデータサイズを1GiBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と、圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」の2種類を選択して計測を行った。
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デフォルト (ランダム)
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All 0×00 (0Fill)
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シーケンシャル、ランダムともスコアに大きな違いはなく、「RGAX」シリーズに実装されているRealtek「RTS5766DL」は圧縮率の影響がないコントローラと判断していいだろう。そこで以降のテストは「デフォルト (ランダム)」に絞って行うことにした。