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INNO3D「INNO3D GeForce RTX 5070 TWIN X2」(型番:GD5070-12GERX2)
オープンプライス(2025年2月発売)
製品情報(INNO3D)(株式会社エルザジャパン)
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省スペースマシンにも組み込める薄型設計のデュアルファン仕様
しばらく自作市場を悩ませてきたグラフィックスカード騒動もようやく落ち着き、通常通り店頭で購入可能な製品が増えてきた。GeForce RTX 5070搭載モデルはその一つで、今回はその中から、INNO3Dから発売された
「INNO3D GeForce RTX 5070 TWIN X2」を取り上げよう。
昨今はハイエンドならずとも分厚いクーラーを搭載するモデルが多いところ、このカードは
キッチリ2スロット占有に収めたコンパクト設計がトピック。“INNO3D伝統のコンパクトモデル”を謳い、内部スペースの限られるスモールフォームファクタ環境にも組み込むことができる。
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スリムボディがウリの「INNO3D GeForce RTX 5070 TWIN X2」。2スロット分にカードの厚みが抑えられている
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88mm径のデュアル低騒音ファンを搭載したクーラーは、銅製受熱ベースや6本のヒートパイプ、アルミ合金製ヒートシンクを組み合わせた構造。ビッシリと並んだフィンはエアフローを最適化する形状になっており、メーカーによると(あまり耳にすることがない)総放熱面積は398,833mm2とのこと。背面にはPCB保護とホットエアのスルー構造をもつ多機能バックプレートが装着されている。
基本スペックは、ベースクロック
2,325MHz、ブーストクロック
2,512MHzのリファレンス仕様。メモリスピードは28Gbpsで、メモリ帯域幅は672GB/s、GDDR7 12GBのビデオメモリを実装している。
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デュアルファンクーラーのイラストが目立つパッケージ。裏面には2スロット仕様クーラーの構造が分解イメージで記載されている
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そのほか、TGPは250Wで補助電源は16pin×1を搭載。NVIDIAによる推奨電源容量は650Wとされ、コンパクトなシステムにも無理なく組み込めそうだ。出力インターフェイスはDisplayPort 2.1b×3、HDMI 2.1b×1の4系統を備えている。
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カードの重量は実測で887.5g。それほど重さは気にならないため、VGAサポーターは必須ではない
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