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| 2箇所の手回しネジを取り外すだけ、ツールフリーで内部にアクセスできる |
サイドパネルを取り外して内部構造を眺めてみると、まず目に入ってくるのはヒートパイプを取り回した独特な冷却機構だ。CPUに接触する受熱ベースからヒートパイプが伸びており、リアにマウントされたCPUクーラーに接続。クーラーには(電源ユニットを除けば)システム内で唯一のファンが装着されており、CPUの冷却を担うと同時に排気ファンを兼ねる設計になっている。
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こうした冷却パターンはメーカー製のスリムPCなどによく見られる設計だが、このマシンに搭載された「Tower Air Cooler」と呼称されるクーラーは、見た目からいかにも冷えそうな印象。接触面積を拡大するために部分的に平らな箇所を設けたという、6.7mm径の太めな銅製ヒートパイプが採用されている。 そしてヒートパイプを通じて3,402cm2の放熱面積をもつという多層フィン構造のヒートシンクに熱が伝わり、90mmファンで冷却されるという仕組みだ。
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| 6.7mm径の銅製ヒートパイプ3本を搭載。同じく銅製の受熱ベースを介してCPUと接触している |
ちなみに「Tower Air Cooler」が備えるヒートパイプの本数は組み込まれるCPUによって異なる。評価機が搭載する10コア/16スレッドのCore i7-13620Hの場合は3本だが、8コア/12スレッドのCore i5-13420Hの場合は1本のみになるという。構成ハードウェアに応じて最適な冷却システムがチョイスされているというわけだ。
| 電源回路のVRMモジュールにもしっかりヒートシンクが取り付けられていた |
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続いてマザーボードに搭載された各種パーツを個別にチェックしていこう。ノートPC用CPUが搭載されているということもあり、メモリもSO-DIMMを採用。DDR5-5200に対応するSK hynix製の32GBがシングルモジュールで組み込まれていた。 また、ストレージはPCI Express 4.0(x4)に対応するWestern Digital「PC SN5000S NVMe SSD」シリーズの1TBモデルを実装。メモリスロットの隣には同じくPCI Express 4.0(x4)対応のM.2スロットがあり、増設すればデュアルSSD構成も可能だ。
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そしてボトム配置の電源ユニットは、TFX規格をもう一回り小さくしたようなサイズの180Wモデルを搭載。LITEON製で80PLUS BRONZE認証を取得している。 気になるのは限定的すぎるコネクタ構成で、メインの6pinとCPU補助電源の4pinのほかは、光学ドライブ用電源を備えるのみ。拡張スロットとしてPCI Express 4.0(x8/x16形状)スロットが空いているのだが、現状ではグラフィックスカードに給電することはできないようだ。
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| Wi-FiモジュールはデュアルバンドのWi-Fi 6に対応する「RTL8852BE」が搭載されていた | トップにマウントされたスリム光学ドライブ。2層ディスクに対応するDVDスーパーマルチドライブが組み込まれている |
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| USB接続の110キー日本語キーボードが付属。アイソレーションデザインを採用する、スリムかつ省スペース志向のキーボードだ | シンプルなUSB接続の3ボタンマウス |
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| アース線を備えたAC電源ケーブル | 保証書とともにセットアップガイドも同梱されていた |