第3世代Ryzen対応のエントリーゲーミングマザーボード「B450GT3」
他社に先駆けてMini-ITX対応マザーボード
「X370GTN」をデビューさせるなど、Ryzenが登場した2017年以降、特にAMDプラットフォームに力を入れているBIOSTAR。第3世代Ryzenが解禁された昨年7月以降に限定しても、最上位ゲーミングマザーボード
「X570GT8」を皮切りに、AMD X570チップセットでは珍しいMicroATXフォームファクタの
「X570GT」や、今や貴重なPCIスロットを搭載する
「X470GTA」など、ユニークな製品を数多く市場に投入している。
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AMD X570としては安価なMicroATX対応モデル「X570GT」
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最近のマザーボードでは珍しいPCI搭載モデル「X470GTA」は、PT1/PT2ユーザーに人気という
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今回はその中から、第3世代Ryzen対応のゲーミングマザーボードでは、最廉価帯に位置づけられる
「B450GT3」を取り上げる。BIOSTAR
「RACING」シリーズに属するエントリーモデルで、フォームファクタはMicroATX、チップセットにはSocket AM4のミドルレンジチップセットAMD B450を採用する。
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国内で販売されている製品はBIOSアップデート済みのため、すぐに第3世代Ryzenシリーズを使い始めることができる
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エントリーモデルながらオーディオ回路にはこだわり、S/N比115dBの
Realtek「ALC1150」と、
「Hi-Fiゾーン」設計による高音質回路を搭載。ネットワークチップはゲーミング用途に最適化した
「Dragon LAN」で、専用ユーティリティ
「FLY.NET」を使えばアプリケーションやゲームごとに帯域幅の優先度を設定することができる。
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黒を基調にしたシンプルなデザインのパッケージ。MicroATXマザーボードらしく、サイズは実測で縦260mm、横280mm、高さ63mmとコンパクト
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さすがに最新のWi-Fi 6や、AMD X570チップセットが必要になるPCI-Express4.0には非対応だが、PCI-Express3.0(x4)接続のM.2スロットや、帯域幅10GbpsのUSB3.1 Gen.2、大型のグラフィックスカードを安全に運用できるメタルシールドを施した拡張スロット
「Iron Slot」など、イマドキのマザーボードに求められる装備はおおむね網羅。また残念ながらアドレサブルRGB LEDは使えないが、イルミネーション機能もしっかりと用意されている。
さらに万が一BIOSに障害が発生した場合でもバックアップBIOSから自動復旧する
「Dual BIOS」や、USBポートを過電流から保護する
「USB Polyswitch」、静電放電・過電圧・過電流・過温の各種保護機能を搭載することで、信頼性を高めているワケだ。