Thermaltake「The Tower 100」外観デザインチェック
概要を把握したところで、「The Tower 100」の外観デザインからチェックを開始しよう。見慣れたミドルタワーPCのそれとは明らかに異なる立ち姿は、実に個性的。画像だけを見ると、ワインセラーや3Dプリンターに見間違えても不思議ではない。さて、どのように構成パーツを組み込んで行けばいいのだろう。今回ばかりはじっくり資料を読み込む必要がありそうだ。
フロントパネルデザイン
まずはPCケースの顔となる、フロントパネルデザインを見ていきたい。正方形の「The Tower 100」は、内部にあるThermaltakeロゴおよび、上部左にスイッチ&アクセスポートが装備されている面がフロント(正面)にあたる。デザインコンセプトは「The Tower 900」譲りで、ミドルタワーPCケースでいう左サイドパネルを正面に見据えるイメージになる。

多くの魅せるPCケースは足元にベタ置きではなく、デスクの上に設置して眺めるスタイルが想定されている。そしてミニタワー型PCケースである「The Tower 100」は、コンパクト設計の特徴を存分に生かし、3方向から内部が楽しめる究極の魅せるPCケースと言えるだろう。
各種スイッチおよびアクセスポート
フロントトップ左手には、スイッチおよびアクセスポートが集約されている。左端は上段がPower LED、下段がアクセスLED、円形ボタンはPowerスイッチで、長方形のボタンはResetスイッチになる。さらに上段にマイク、下段にヘッドホンの各ポートを備え、USB3.0が2ポート、Type-Cポートも1つ用意されている。
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起動時、左端上部の高輝度PowerLEDがブルーに発光する
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全面通気孔仕様のトップパネル
トップパネルは全面通気孔仕様。3面を強化ガラスで囲まれているとあって、密閉面をできるだけ無くそうという意図が読み取れる。またトップパネルはプラスチック製で、プッシュラッチ式により工具無しで着脱ができる。なおトップパネル自体は
ポップオープン式ダストフィルタ(Pop open dust filter)と呼ばれるもので、内側にフィルタを標準装備。防塵対策にも抜かりはない。
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トップパネルにはポップオープン式ダストフィルタ(Pop open dust filter)を装備。取り外しを容易に行えることで、付着したホコリを簡単に除去できる
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トップパネルを外した内部の様子。標準装備の120mmファンは排気方向に設置されている。これについては、後ほど解説しよう
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