PLEXTORブランド初のPCI-Express4.0対応NVMe SSD
SSDの老舗ブランドPLEXTORから、待望のPCI-Express4.0(x4)対応NVMe SSD
「M10P」シリーズが登場した。コントローラには、元Marvell Technologyの最高技術責任者であるZining Wu氏らが立ち上げたファブレス企業InnoGritの
「Rainier」を採用。製造プロセス12nm FinFETで製造されたクライアント向けの最新ハイエンドコントローラで、最大8GBの大容量キャッシュや、8chのNANDアクセスに対応。これにより7,000MB/secを超える高速アクセスが可能になるという。
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これまでPLEXTORのNVMe SSDで採用されていたMarvell製ではなくInnoGrit製コントローラを採用する
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さらに高品質で、アクセス速度にも定評のあるキオクシア3D NANDフラッシュ
「BiCS」や、アクセス速度を高めるSLCキャッシュバッファ
「PlexNitro II」を組み合わせることで、従来モデルから最高2倍という高速なデータアクセスを可能にしているワケだ。
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NANDフラッシュには、PLEXTORブランドおなじみのキオクシア3D NANDフラッシュ「BiCS」を採用
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その他、高速転送時でもデータの整合性を維持することができるエラー訂正機能
「TrueProtect」や、長期間安定したパフォーマンスを維持する
「TrueSpeed」などおなじみの機能も搭載。またプロフェッショナルユースを想定した環境で読込/書込のシミュレーションを行う厳格な品質テスト
「Plextor耐久テストメカニズム」を実施することで、
MTBF250万時間以上という高い耐久性・信頼性を実現している。
製品ラインナップは、これまでと同じ大型ヒートシンクを標準装備したHHHLフォームファクタモデル
「M10PY」、ヒートシンクを標準装備したM.2 2280モデル
「M10PG」、ヒートシンク非搭載のM.2 2280モデル
「M10PGN」の3シリーズで、容量はいずれも512GB、1TB、2TBがラインナップする。
またスペックは容量によって異なるが、今回検証をする2TBモデルは、いずれもDRAMキャッシュがDDR4 2GB、公称転送速度がシーケンシャル読込最高7,000MB/sec、書込最高5,000MB/sec、ランダム読込最高650,000 IOPS、書込最高550,000 IOPS。書込耐久性は1,280TBWで、製品には5年間の長期保証が提供される。