1TBモデル「CT1000P5PSSD8JP」のパフォーマンスをチェック
ここからは1TBモデル「CT1000P5PSSD8JP」をPCに組み込み、そのパフォーマンスをチェックしていこう。テスト用のPCには、Ryzen 5000シリーズのフラッグシップRyzen 9 5950Xと、AMD B550チップセットを組み合わせたシステムを使用。ベンチマークソフトは「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」「CrystalDiskMark 8.0.4」「HD Tune Pro 5.75」「ATTO Disk Benchmark 4.00」の4種類で、OS、ドライバ、ベンチマークテストをインストールしたシステム用SSDは別途用意している。
「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」で基本性能をチェック
まずは「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」を使い、基本的なパフォーマンスとシーケンシャルアクセスの圧縮率の影響を確認していこう。
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【AS SSD Benchmark 2.0.6821.41776:総合ベンチマーク】
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【AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:Compression-Benchmark】
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もともとスコアが低めに出るベンチマークだが、シーケンシャルアクセスは読込約5,400MB/sec、書込約4,600MB/secで、PCI-Express4.0(x4)接続のハイエンドSSDらしいスコア。また4K-64Thrdのランダムアクセスはいずれも2,000MB/secを大きく上回り、シーケンシャル・ランダムとも
「P5」シリーズから大きくスコアを伸ばしている。
また「Compression-Benchmark」を確認すると、読込は全領域でほぼフラット。書込は途中何度かフラッシュへの書込と思われる落ち込みはあるものの、こちらもフラットなグラフで、圧縮率の影響はないようだ。
「CrystalDiskMark 8.0.4」でも圧縮率の影響をチェック
続いて「CrystalDiskMark 8.0.4」でランダムアクセスを中心に圧縮率の影響を確認していこう。計測はデータサイズを1GiBに固定。データ形式は圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と、圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」の2種類を選択して、計測を行った。
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【デフォルト (ランダム)】
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【All 0×00 (0Fill)】
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「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」でチェックしたシーケンシャルアクセスはもちろん、ランダムアクセスについても有意な差は見られず、Crucial「P5 Plus」に実装されているコントローラは圧縮率の影響がないと断言していいだろう。よって、以降のテストは「ランダム」に絞って行うことにした。